株の勉強

株の本を何冊も読んでいます。
当然その中には個人投資家の本も多いわけですが、共通して書いてあるのが「勉強せず株を買っていた頃はボロ負け。一念発起して勉強しだした頃から儲かるようになった」ということです。
私などまだまだ素人に毛が生えた程度のレベルですが、それでも株を勉強してみて、書いてある意味は実感できます。

株式投資にも、その人によって色々なスタイルがあるわけです。
やはり自分に合っているのは、ウォーレン・バフェット竹田和平さんや澤上篤人さん方式。
売買を繰り返すのではなく、自分が気に入った株をジッと保有するというやり方です。
株はバクチではないのです。
本業で頑張っている人は時間がないので、この方式しかやりようがないというのも事実であります。

長期保有だから「有利子負債」がゼロで「配当利回り」が高いものがいいわけです。
それプラス「自分が知っている会社」もしくは「応援したい会社」となると、かなり絞られてきます。
株式市場で人気のある会社は、多くの人が買い求めるので、どうしても株価が高くなります。
従って配当利回りは低くなりがちです。

製造業でも「ファナック」や「キーエンス」のような借入金ゼロで、しかも物凄い収益力を持ったスーパースターがいることを知りました。
日本の誇りだと思うし、その経営者を尊敬もします。
しかしながら当然それらの株は人気が高く、配当利回りとしては、定期預金の代わりとはなりがたいのです。
保有するなら、地味であまり注目されていない株がいいわけです。

パチンコ関連のメーカーの中にも優秀な会社がいくつもありました。
でもパチンコ業界を応援したいとは全く思わないので、保有する気にはなれません。
IT企業の中にも条件にかなう会社はたくさんありました。
しかしITの世界は瞬く間に過去の技術が陳腐化し、今日の勝者が明日の敗者になる可能性があります。
しかも私はITのことが分からない。
従って手が出せないのです。

株価が250円以下ぐらいの株を低位株というのですが、それらの株への投資が得意な人の本を読みました。
株価が250円以下なので、業績や財務内容は悪いわけです。
しかし元々の株価が安いので、何かの都合で上がり出すと、あっという間に3倍や5倍になることがあります。
ごくたまに10倍になるのもあり、それらをテンバガーというのだそうです。

まわりが気がつかないうちに、こういった株を仕込んでおき、株価が爆発するのを待つというわけです。
これなら時間がなくても出来そうですが、本に出てくる実際の銘柄を見てみると、財務内容がガタガタのものが多く、とてもじゃないけれどお付き合いできない感じがします。
やはり株は一度購入したら「買ったことも忘れるぐらい」方式が、自分には一番合っている気がしております。