今月の読破リスト

今月の読破リストが完成しました。
完成したというのもおかしな表現ですが、無事100冊を読み切りました。
3,4か月前までは、100冊読むのに「ふうふう」言っていることもあったのですが、反省し、ここしばらくは早めに100冊が読破できています。

「月100冊の読書」は私の知的生活のコアだし、自信の源でもあるので、ちょっと拘(こだわ)っているのです。
今のところ夜に読書タイムを取っているので、「夜の会合」と「読書」はライバル関係にあります。
ふつう1日4冊ぐらいの本が読めるので、その会合にそれ以上の価値があるかどうかで、出欠の返事を出します。
ただし休みの前の日(月曜日)に仲間と行く食事会などは、楽しいがゆえ最優先で行くようにしています。

読書からは、知識や知恵や情報を得ることができます。
読書人は目から光が出ているのですが、長年読書に親しんでいる人は、やはりどこか違って見えます。
読書から得た様々なものが、血肉となって身についているからでしょう。

本にはごくたまに間違ったことも書いてあります。
長い間そう思い込んでいたのが、実は違っていたという例を2つ挙げてみます。

一つは、冷戦でベルリンが封鎖されたとき、ケネディが行なった演説の中の有名な一説「イッヒ ビン アイン ベルリーナー」。
ケネディは”Ich bin ein Berliner”、すなわち「私もベルリン人の一員だ」と言って西ドイツの人々を励ましました。
「冠詞のアイン(ein)は必要ないのに、ケネディは間違ってつけてしまった」と本で読んだことがあり、私もそう思い込んでいたのですが、先日ドイツ人に確認したところ「冠詞をつけても全然問題ない」とのことでした。

もう一つは水死体のお話。
「男の場合は必ず『うつむき』、女の場合は必ず『仰向け』になる」と読んだことがあり、そう信じて人にも話した記憶もあります。
しかしながら、これも違っていました。
2,3年前に川で見た水死体は、女性だったのですが「うつむいて」おりました。

話がちょっと変な方向に行ってしまいました。
今月の読破リストです。
ご参考になれば、うれしく思います。