祝!還暦

遂に還暦を迎えました(今日ではありません)。
ムチャクチャうれしく、いわば解放された気分なのです。
目指すところは、好きな仕事だけに没頭する自由自在の境地。
マクロの経済を研究し、経済がどういう方向へ向かおうとしているのかを探りたいと思っています。
今のようにルーティンワークで精一杯な生活をしていると、時間がなくてマクロ経済までたどり着けないのです。

睡眠時間を削る気は全くないので、いかに時間を作り出していくかを工夫していかなければいけないと思っています。
生活でも仕事でもそうなのですが、しなくてもいい余計なことをカットしていくところから始めるべきかもしれません。
また人に任せられるものは任し、アウトソーシング出来るものはしていく。
時間をお金で買うということも必要だと思っています。

還暦を過ぎると若い時のように体力で稼いでいくことが出来ないので、経済的な基盤が出来ていないと心細いわけです。
まずはそこを若い頃からシッカリと築いていくことが大切なのですが、還暦以降はお金を貯めこんで使わないというのも考えものです。
お金は使ってこそ活きるわけで、ケチではいけないのです。
経済的にユトリのある人たちがおカネを使わないでいると、世の中の経済が回っていきません。

借金してまで贅沢するのは愚の骨頂ですが、長い時間をかけて築き上げてきた経済的基盤があるならば、贅沢するのはむしろ世の中のためになります。
文化でも芸術でも良品でも、それらを支持する(即ちお金を使う)人たちがいてこそ、後世に受け継がれていくわけです。

日本の食文化をユネスコ世界遺産に登録する動きがあるようですが、これだって決して安くない日本料理にお金を支払って楽しもうという人たちがいたからこそ、連綿と料理の技が引き継がれてきたわけです。
日本の中華料理は、中国大陸の中華料理と比べると、圧倒的に味が勝(まさ)っています。
つまり美味しいのです。
中国は社会主義をやって貧乏している間に、すっかり料理の質が落ちてしまいました。

「美味しい料理を食べるのは社会的意義があるのだ」と大上段に構えて、堂々とグルメを楽しんでいきたいと思います。
還暦の意気込みを書こうと思っていたのですが、話がちょっと違う方向に行ってしまいました。