上機嫌力で人生を切り開く

今はフィクションはほとんど読まないのですが、高校生の時は小説をよく読んだのです。
その中に石川達三の『四十八歳の抵抗』というのがありました。
ストーリーはすっかり忘れてしまったのですが、その小説の主人公が随分とみすぼらしかった記憶だけが残っています。
48歳というのは、こんなにつまらない年齢なのかという印象でした。
今の48歳の人は昔と比べれば、ずっと若いと思います。
自分を振り返ってみても、48歳ぐらいは働き盛りだったように思います。

私が40歳代の時に、PTAの会合で52歳の人に「52歳というのは、ある意味、人生の最盛期ではないですか?」と聞いたところ、「いや、根気がなくなってしまって、いいことはない」という否定的な答えをもらったことがあります。
私は「そんなものかなぁ」と、その答えに逆に否定的だったのですが、自分が52歳になった時は、ますます頭もよくなり、根気も増してきたので、それはその人独自の状態だったことが分かりました。

「運のいい人とだけ付き合うべし」というのは松下幸之助さん始め、仕事が出来る人の多くが座右の銘にしている言葉です。
「やる気のない人間とは付き合わない」も、それに追加したいと思うのです。
否定的な考えの人や、愚痴や人の悪口の多い人とは付き合うべきではないのです。
やる気のある人と接すると、こちらまで「やる気」が伝わってきます。
反対に「やる気」のない人と接すると、こちらまで「やる気」が失せてしまうのです。

語学のウェブレッスンで「やる気」に満ちた先生と出会うと、こちらまでモチベーションが上がってきます。
盛り上がったモチベーションは、ほかの勉強や仕事にも応用でき、結果「ウェブレッスンの授業料は高いけど安い!」ということになります。
考えるに、自分も接する人にとって「やる気」の伝道者でありたいと思うのです。
陽気な人と接すれば、こちらまで陽気になるし、こちらが陽気なら相手も陽気になります。
この際、わが日本神道の「上機嫌力」で世の中を(少なくとも自分のまわりを)明るくしていきたいと思うのです。