ドイツ語ワッカリ・マッヘン(わかりません)

ウェブレッスンでドイツ語を取り出してから、ドイツ語への理解力が一歩深まった感じがします。
ドイツ語は名詞が男性・女性・中性と分かれていて、それぞれに対し、冠詞や形容詞の変化が違ってきます。
そんなことにどういう意味があるのかと言えば、何の意味もないと思うのです。
現に英語にはそんな区別は何もないのに、全く何の不自由も感じないからです。
動詞の変化だって例外が多すぎて、ドイツ語を母国語としない人間にはついていけません。

ただしドイツ語圏の人は、非母国語人がその辺の間違いをするのには慣れていて、ややこしい変化を無視してもコミュニケーションには問題がありません。
従って私なども、その辺のところはいい加減にやり過ごしてきたのですが、ウェブレッスンでの一対一の会話だと間違いを指摘されます。
あまりに複雑すぎて、何が正しいのか、本当によく分からないのです。
もう一つ一つ覚えていくしか手はないのでしょう、きっと。

そんな厳格そうに見えるドイツ語なのですが、「あなた」と「彼女」と「彼ら」はすべて「ズィー」の言葉一つで済まそうとするのです。
「あなた」が主語と、「彼ら」が主語じゃ、全然意味が違ってくるではありませんか。
たまにマジメなのかズボラなのか、よく分からない人がいますが、ドイツ語はそんな感じなのです。

ドイツ語は時間的なものには敏感で、そういったものは文書の出来るだけ前で使おうとします。
例外のない原則に「動詞の位置は文章の2番目」というのがあります。
以前、あるドイツ人にこのことを言ったら、しばらく考えてから「そう言えばそうだ」とえらく納得していました。
それにはこちらがビックリ。
動詞を文書の2番目に置きさえすれば、あとの順番はけっこう自由なのです。

「ドイツ語を勉強する時間があるなら、その分英語を勉強した方が実務的には役に立つ」という気持ちは今でも“ちょっぴり”あるのですが、ドイツ語だって勉強し始めてもう10数年。
今さらやめるわけにはいかないのです。
世界中英語ばかり幅をきかすのも”ちょっと”悔しい気もするし、今106歳の磤地三郎さんのように90歳代から新しい語学をいくつも修得するのにも憧れます。
だからドイツ語だけに終わらず、もっと別の語学にも手を伸ばそうというのが、私自身の長期構想でもあるのです。