ドイツ語新聞と英字新聞

外国の新聞も購読していることは以前にも書いたのですが、その中に「フランクフルター・アルゲマイネ」というのがあります。
たぶんドイツで一番読まれている新聞だと思うのですが、当たり前のことながらドイツ語で書かれています。
毎日このドイツ語新聞と格闘していたら、いつの間にか自然にドイツ語が読めるようになるだろうと思っていました。
そのため目が飛び出るような料金を振込んで、購読を始めたというわけです。

ところがこれが全く読めないのです。
まことに甘い考えでありました。
辞書を使えば多少は意味が解るのですが、書いてあるほとんどの単語を調べなければどうしようもないのです。
これでは前に進みません。
もうすぐ1年間の更新時期が来るのですが、次の更新はギブアップなのです。
簡単に挫折してしまいました。

興味度と理解度は正比例します。
従って一生懸命面白そうな記事を探すのですが、これがなかなか見つからないのです。
絶対的な知識量の不足と、語彙力の不足の両方が原因に違いありません。
ドイツの新聞を読むなんてことは5年早かったかもしれません(でも努力しないと、その5年も永久に来ません)。

それに比べ、英字紙のほうは“そこそこ”読めるようになってきたのです。
これは予想以上に大きな成果でした。
以前、世界経済に関する本を何冊も出しているエコノミストに「世界経済を勉強するために、どんな本を読んだらいいのでしょうか?」と質問したら「まずは『ウォールストリートジャーナル』と『フィナンシャルタイムズ』を読みなさい」とのアドバイスをいただいたことがあります。

ウォールストリートジャーナルは米国の『日本経済新聞』、フィナンシャルタイムズは英国の日経といった感じでしょうか。
さすがに英字紙の方は「何のことが書いてあるかさっぱり分からない」ということは少ないのです(でもたまにあります)。
ついでに『ジャパンタイムズ』も購読しているのですが、内容が日本のことに関することが多いので、理解度は格段にアップします。

フィナンシャルタイムズの紙はピンク色をしています。
この新聞紙でモノを包むとオシャレに見えるということを当社の女性スタッフから教えてもらいました。
なるほどそういう使い方もあったのですね。