掃除をすると物理的にその場所がキレイになるというのは当然ですが、それ以上にもっと大きなメリットがあることに気がつきました。
それは「運気を整える」ということ。
掃除をすれば、おのずから運気が整えられ、いい人生になっていきます。
掃除をして悪い人生になっていくなんてことはまず考えられません。
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逆に仕事や私生活で何かゴタゴタがある時は、掃除をするのが一番ではないかと感じるのです。
掃除は「正しい整体」のようなもので、整体はギックリ腰のようなトラブルにはもちろん対処できるし、ふだん何の問題を感じない時でも体の歪みを直してくれます。
従って仕事や私生活でゴタゴタがないような時でも、掃除をすると空間や気持ちの歪みが整えられるというわけです。
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歪みを直すと、余計なトラブルが未然に防げます。
また仕事へのモチベーションがアップします。
対人関係も好転するのではないでしょうか。
オフィスの場合でも、いい掃除が出来た空間に入ると、明らかに波動が違うのが分かります。
精妙な波動であって、けっして荒い波動ではありません。
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いい掃除が出来た空間と、乱雑な空間との差は、ヴィヴァルディの『四季』のような音楽と、ヘビメタ音楽との違いのようなものでしょうか。
いい掃除は、掃除をした人自身の精神性も向上させるし、その空間に入った人の精神まで整えてしまいます。
掃除が行き届いた空間は、気持ちがスッキリするのが何よりの証拠です。
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20年以上にわたって鍵山流掃除道を実践してきたので分かるのですが、肉体がヘトヘトになるまで掃除してしまうと、今度は精神性がおざなりになるような気がします。
第一、朝の掃除のあとに仕事ができなくなってしまいます。
もしくは仕事の時間が無くなってしまいます。
「やらないのはいけないし、やり過ぎてもいけない」と、何でも中庸がいいというわけなのです。
時間は有限なので、ある一定の範囲を決めて、そこを徹底的にキレイにしていくというのが正解なのかもしれません。
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日本の神々はキレイ好きで、神様の「おかげ」をいただくには、まずはキレイな空間に磨き上げることが必須条件です。
キレイな空間は目的ではあるのですが、その過程において掃除をする人の運気がドンドン整えられていきます。
これが掃除の本当の意義なのかもしれません。
ぜひぜひ、運気を整えるために掃除しようではありませんか。