年千冊の読書力 その30

よく「速読をするのですか?」と聞かれることがあるのですが、速読と言えば速読なのでしょうが、特に○○速読法を修得したというわけではありません。
たくさん読めば勝手に読むのが早くなっていくのだと思います。
「自分は読むのが遅くて…」という方がたまにおられますが、読むのが遅いのではなく、そもそも読書の時間を取っていないことが多いように見受けられます。

私も速読の本を今まで何冊も読んだことがあるのですが(全部で20冊ぐらいでしょうか)、結論から言うと全然面白くなかったのであります。
私の速読法はたぶん「斜め読み」だと思います。
それが証拠に縦書きの本は早く読めるのですが、横書きの日本語は読みにくいのです。
日本語でも読みにくいのに、英語だともっと読みにくいわけです。

最近は「斜め読み」を通り越して「飛ばし読み」を行っていることが多いようです(他人事のように書いているのは、自分ではあまり意識していないため)。
雑誌を最初のページから最後のページまで全部読む人はいないわけで、興味のある記事のみを適当に読んでいるはずです。
本に関しても同じことで、自分にとってプラスになることや、面白いところを選んで読んでいけばいいと割り切ることにしました(だから他のところはカット)。
それでもそんなに支障はないように感じています。

例え読書であってもリズムというのが非常に大事で、リズムに乗り出すとグイグイ読めていけます。
新幹線や海外への飛行機の中は、特に読書と相性が良く「読書の稼ぎ時」でもあります。
家では今までベッドに横たわりながら読むことが少なくなかったのですが、いいソファを買ってからは、それに身を沈めながら読むことが多くなりました。

不動産関連の税金や法律のようにカタイ本もたまに読むのですが、さすがに寝ころがって読むというわけにはいかず、ちゃんと机の前に座って読んでおります。
そういう本の時は、速読とは程遠い状態となります。
家ではツイツイそういった本を後回しにしてしまうので、会社で終業時間後(午後6時以降)に読むようにしております(いつもじゃありませんよ)。