一流のお店

芦屋にある有名な串カツ屋さんに行ってきました。
串カツとはいえ、ミシェランの星まで獲得しているのですからバカにできません。
コース料理(串カツが順番に出てくる)のみで、夕方6時からと8時からのどちらかを選択して予約するのです。
超人気店なので、予約しないと席は確保できません。

行った感想は「やはり一流店は学ぶことが多い」であります。
全部で19席しかないのですが、完璧に満席。
芦屋という土地柄もあるのかもしれませんが、客層が上品なのです。
特に女性客は全員美人なのには驚きました。
美人を連れて行きやすいお店なのでしょう。
19席しかないのに、スタッフは6名もいました。

マスター(大将)は当然として、そこで働いている若い人たちもみんな感じがよく、まさに和食の一流店が醸し出す雰囲気そのものでした。
串カツとはいえ、味は上品で、一品一品の「具」がサプライズでありました。
つまり店の人も顧客も味も土地柄もみんな上品というわけです。

これだけ毎日満席のお客さんを相手にし、「おいしい」と喜んでもらい、ミシュランの星も獲得し、大いに繁盛しているわけですから、仕事をしていても楽しいに違いありません。
うらやましいとも思ったし、自分自身の反省もしたし、頑張らなければとも思いました。

どんなジャンルでも一流店は勉強になります。
またその世界での一流人は、会っているだけで、これまたスゴイ勉強になります。
昔、ある経営コンサルタント(この人は一流でした)に「安物の酒屋に10回行くぐらいなら、その分一流のクラブに1回行くべきだ」と聞いたことがあります。
私は安物の酒屋も一流のクラブも、全く行かない生活をしているのですが、別に飲み屋に限らず、一流店や一流人の顧客に自分自身がなるべきだと思いました。

たまたま私は不動産業界にいるのですが「一流の不動産店」もしくは「超一流の不動産店」というのがあってしかるべきだと思います。
飲食店以外のお店にも「ミシュランの星」がつくとしたら、果たして自分の店はそれを獲得できるのかを、考えてみるべきかもしれません。
業界の一流人を目指すべきでもあります。
一流しか知らない努力があるし、一流になってしか分からない喜びもあるはずです。
やるからには一流を目指すべきだと、強く思うのです。