全国不動産市況

日本全国から不動産メンバーが集まる会合が京都であり、それに参加してきました。
全部で60名ぐらいで、規模的にはちょうどよかったのではないかと思います。
不動産の動向が非常によく分かりました。
そこで聞いた話を、断片的になりますが書いてみます。

山梨は首都圏から1時間20分。
人口は県全体で87万人。
いよいよリニアの工事が始まったとのことで、地元ではその経済効果に大いに期待しているようです。

東京のあるメンバーは、人脈を使って地元ではなく、全国で建売をしているとのこと。
そんなやり方もあるのだとビックリしました。

あるメンバーは、空きだらけのスナックビルを格安で購入。
まわりのスナックを片っ端から飲みに回ってテナント誘致をし、ついに満室にしてしまったそうです。
その行動力にはちょっと脱帽。

またあるメンバーは全館弁護士が入っているビルを購入したのですが、ふたを開けると実は滞納だらけ。
本当に厄介で「弁護士だからといって信用できるものではない」と強調していました。

今回、全国からの市況報告を聞いたのですが、経済は上向いているとの印象を持ちました。
仙台のメンバーは仮設住宅とガレキ処理に追われた1年だったのですが、いま仙台は相当活況を呈しています。
建築費は値上げ傾向。
復興のために全国から人が集まり、飲み屋街も賑わっているようです。

東京は事業用物件やマンション用地の入札ラッシュで、建築費も1.5倍になっているとのこと。
またミニバブルが再燃するのでしょうか。
東京の西葛西は、日本で一番インド人が多い街なのですが、それが震災のあと姿を消し、今はまた戻ってきているとのことです。

倉敷ではイオンとイトーヨーカドーの戦いがあり、県外から3,000人ぐらい人が来ているそうです。
岡山は林原が倒産したあと、その一等地の5万坪にイオンが来るとのこと。
またある地方都市のメンバーからは「派遣切りでワンルームマンションが空室だらけになったのだが、今はそれが生活保護者で満室になっている」との報告がありました。