デグチ・メソッド その2

お風呂に持ち込む防水CDプレーヤーは、同じものを5つ用意しています。
それぞれ別のCDを入れ、飽きないように順番に聞いています。
「英語によるドイツ語学習CD」や逆に「ドイツ語による英語CD」、あるいは「英語による中国語CD」などが入っていています。
これらのCDは海外へ行った時に買ってくるようにしています。

私は1日に何度もお風呂に入るのです。
例えば朝起きたらすぐに熱い湯に浸かって「臨戦態勢」に持って行きます。
お風呂に入る都度、CDプレーヤーを持ち込み聞いています。
どうせ集中力は5分ぐらいしか持たないので、10分ほど湯につかる場合でも必ず持ち込むようにしています。
湯に浸かるついでなので「時間コスト」はゼロ。
社会人には絶対おすすめの学習法の一つだと思っています。

学習の敵は「飽き」。
面白いCDだとノメリ込み、ハマってしまうのですが、それでも何度も聞いていると飽きてきます。
それを我慢して聞くのではなく、飽きたと思ったらすぐにCDを取り替えるようにしています。
ネタに困らないように、海外へ行った時は書店に寄ってCDを買うようにしています(これがまた海外旅行の楽しみの一つなのですが)。
学生と違い、社会人の語学学習にはお金をケチってはいけないのです。

語学学習はいくつから始めても遅いということはないのですが、若い頃と比べ圧倒的に時間が足りません。
従って自分が目指す目標を絞らなければならない必要性はあります。
私も6ヵ国語を目指しているのですが、それらの目標を「旅行会話に不自由せず、現地の新聞が読める」に置いています。
何も通訳を目指したり、語学教授を目指したりはしていないのです。

そんなに高いレベルを目指しているわけではないので、私の「6ヵ国語マスター」もまんざら大法螺でもないのです。
6ヵ国語も目指さないで、その分英語に力を入れるべきだという考えもあるでしょうが、英語だけだとそれこそ飽きるじゃないですか。
英語だって元はと言えば、ドイツ北部の狭いエリアで話されていた方言の一つに過ぎなかったのです。