デグチ・メソッド その1

「社会人のための語学習得システム」のことを『デグチ・メソッド』と名づけました。
語学学習は、学生時代は試験のための勉強に終わっていたのですが、社会人になると「本気で自分がやりたいこと」だと気がつきました。
また英語だけにとどまらず、いくつかの言葉を学びたい気がするのです。

語学学習は若い時でなければ出来ないなどというのは迷信に過ぎません。
実際私のまわりでも、50歳を超えてドイツ語を勉強した人が、ペラペラになっている例がいくつもあります。
私自身だって58歳から飛躍的に語学力が伸びたことを実感しています。

磤地三郎(しょうち・さぶろう)さんは106歳にして世界中を講演して飛び回っておられます。
この方は90歳代から韓国語や中国語やその他の言葉を始めました。
今では韓国語は不自由なく話し、中国では中国語で講演されているのです。
いま学習中の言葉はそれ以外に、確かスペイン語とロシヤ語だったように記憶しています。

どうしてブログに『デグチ・メソッド』のことを書こうと思ったかというと、記録を残していこうと思ったからです。
お風呂に防水CDプレーヤーを持ち込んで、語学CDを聞いているのですが、最近何となく聞き取りやすくなってきたのです。
よく留学していた人から「ある日突然ことばが頭に飛び込んできた」と聞くことが多いのですが、私にもその瞬間が近々来るような予感がするのです。

昔、宝塚青年会議所のツアーで、宝塚市と姉妹提携しているアメリカのオーガスター市へ行ったことがあります。
その時に向こうの市長を交えたパーティーがあったのですが、何と私がその司会者となったのでありました。
その時パーティーの前にジントニックを飲んだのですが、ジントニックを飲んだ瞬間、まわりの英語がすべて理解できるようになった経験があります(パーティーが終わったら元の状態に戻ってしまいましたが)。
いまから思い出しても、不思議な体験でした。

で、司会の方はどうだったかというと「超バッチリ」だったのです。
まず日本語で話し、続いて英語で司会するわけですが、私の繰り出すジョークが見事にヒットし、アメリカ人が何度も爆笑してくれました。
わが人生最高のクライマックスの一つだったと思います。