経営方針を考える その6

私の投資の基本は、キャピタルゲインではなくインカムゲイン
これは不動産のみならず、株に対しても同じです。
安く買って高く売るのではなく、不動産からの収益や株の配当をメインに考えたいと思うのです。

投資は時間を味方にすべきだと思います。
「卵を一つの器に乗せてはならない」と、投資先の分散の必要性はよく説かれるのですが「時間の分散」も大事だと思うのです。
いつが相場の天井で、どこが底値かなど、神ならぬ身では分かるはずもありません。
そういった意味でも「時期の分散」を考え、じっくりじっくり資産を増やしていく方法がいいと思えるのです。

インカムゲインが主体なので、配当のない上場企業は投資対象からは当然外れます。
「業績が悪化し配当を中止した会社であっても、今までの株価と比べればずいぶん安くなったので購入する」というのは論外なのです。
逆に高配当の会社でも「配当利回り」が低いところは、株価が「買われ過ぎ」なのかもしれません。

配当利回り」が高く、「有利子負債」がゼロで、「利益剰余金」の高い企業で、自分が応援したい企業となると、だいぶ絞られてきます。
いくつもの銘柄を所有するのか、それともそれらの中の3〜5銘柄ぐらいにもう一段絞るのかは、その人のポリシー、もしくは好みによります。
いずれにせよ余裕のある範囲で、それらの銘柄の中から毎月定額を購入していくのが「時期分散」という意味ではいいのかもしれません。

株で儲けようと思わず、買ったらそれを「忘れる」くらいでちょうどいいのかもしれません。
株で儲けるわけではないので、本業で頑張らなければなりません。
本業で頑張った「余裕資金」での株式投資が一番健全だと思うのです。
株は長期投資。
従って毎日の株価に一喜一憂する必要はさらさらないのです。