東京への旅で気づいたこと

1泊2日で東京に宿泊。
途中、クルマで横浜への往復をしました。
今回も、いろいろと勉強になったことが多かったのです。
いつも「旅」と「読書」は視野を広め、自分を磨いてくれるように思います。
初めて知ったことや、気がついたことをいくつか述べたいと思います。

大田区は下町だと聞いていたのですが、高級住宅地で有名な田園調布は大田区にあるのですね。
これは意外でした。
クルマで街を走っていると、さまざまなお店を目にします。
東京だからと言って、すべてがセンスのいいお店とは限りません。
ダサイお店もけっこうあるのです。
駅周辺でも昔からのお店が並んでいるところは、どうも野暮ったいのです。

たくさんの店舗を見ていて思ったことが「お店と言うのはオシャレでなくてはいけない」ということ。
お店は街になくてはならないもの。
いいお店の存在は、そのままその街の魅力につながっていきます。
従って「自分一人が食べていければいいや」程度の気持ちでお店を切り盛りしていてはいけないのです。
お店は、街と言う舞台の重要な登場人物でもあるのです。
だから繰り返しますが「お店はオシャレでなくてはいけない。お店は魅力的でなければいけない」のであります。

今のような節電要請のある時期は別ですが、基本的にはお店は明るくし、人々をワクワクさせるべきなのです。
電気代がモッタイナイからと薄暗いお店にしてしまってはいけないということがよく分かりました。
以前にファッションコーディネーターに服を見繕ってもらった経験があるのですが、その時思ったのが「オシャレは自分のためではなく、まわりの人たちのためにするもの」。
お店だって同じことなのです。

お店は自分のためだけにあるのではないのです。
その存在自体が街の誇りであるような店を目指すべきなのです。
今後はそういった眼を持って、小粋なお店やセンスのいいお店を探していきたいと思いました。
日本だけでなく、海外でも見つけていきたいと思っています。
ミシェランはレストランだけの評価ですが、いろんな業種での「3つ星」店を探したいと思うのです。
3つ星の不動産店があってもいいじゃないですか。

今回、東京へは新幹線で行ったのですが、行きも帰りもグリーン車が満席でした。
リーマンショックからしばらくはガラガラだったのですが、それと比べると様変わりです。
昔バブルの頂点だったころは、グリーン車を取ること自体が難しいような時期がありました。
ついでに言うと、帝国ホテルだって“なかなか”予約が取れなかったのです。
そういった意味では、少し景気が回復しつつあるのかもしれません。

また品川のホテルでは、ビジネスの外人客を随分たくさん見かけました。
彼らは朝食の時に打ち合わせをすることが多いのですが、あちこちのテーブルでブレックファースト・ミーティングが行われていました。
この光景もリーマンショックや震災の後は皆無でした。
日本経済が回復に向かっていると実感した今回の旅でありました。