会社繁栄「掃除道」 その6

「掃除をするとお金が入ってくる」なんてことが書いてある本があります。
しかし私の経験では、そんなことは5回に3回程度で100%ではありません。
あまり期待して掃除し、お金が入ってこなかったらカクッとくるので、損得は度外視して掃除に集中する方がいいと思います。

ただこんな経験がありました。
毎朝、犬を連れて武庫川の川沿いを散歩しているのですが、その時にゴミを拾っています。
最初は1人だったのですが、途中から2人になりました。
ゴミを拾い始めて3年も経つと、当初と比べてゴミの量がぐんと減ってきました。
汚い場所はますます汚くなるのですが、きれにしているとゴミを捨てにくいのです。

また川沿いの、ある場所にゴミ捨てのためのビニール袋をつけており、最近はそこにキチンとゴミが入れられるようになりました。
夏など花火のカスが散乱していることが多かったのですが、そんなゴミも一か所に集めて捨てられるようになり、ゴミ拾いが随分楽になりました。
ゴミがたまったビニール袋は、毎朝取り換えるようにしています。

誰もが散歩するような場所を、見返りを求めず掃除していると、どうも天にポイントがたまるようなのです。
そのポイントで、ときたまビックリするようなプレゼントが与えられることがあります。
ゴミ拾いを始めて5年ほど経った頃、私と、もう一人のパートナーの両方が、続けて天から新築の家がプレゼントされたのです。
細かいことは省略しますが、どう考えても「プレゼントされたとしか思えない」取得の仕方でした。

これなど掃除の「恐ろしいほどの効果」の一例です。
ただ重要な点は「長い年月」(この場合はわずか5年でしたが)と「欲得抜きのゴミ拾い」ではなかったかと思います。
ただ見返りを求めない気持ちであっても「自分たちは立派なことをしている」的な気持ちがどこかにあると、天へのポイントは減点されるので、ここは気をつけなければなりません(掃除のベテランでも陥りやすい魔境です)。