賃貸住宅フェア

東京ビッグサイトで毎年ある「賃貸住宅フェア」に今年も行ってきました。
会場に入った途端、すごい人と熱気に圧倒されました。
この賃貸住宅フェアは、ここ10年ぐらい続けて行っているのですが、年々規模が大きくなっているような気がします。
また展示ブースの内容も、年によって変わってきており、今はどんな商品が主流になってきているかが体感できます。

賃貸管理ソフトのブースが数多く並んでいた時もあるし、コインパーキング運営会社が何社も出店していた年もあります。
今年は会計事務所や弁護士事務所の出店もありました。
太陽光パネルの展示もありました。
参加者もかつては不動産会社関係者のみだったのですが、年々アパートや賃貸マンションのオーナーの姿も見かけるようになりました。
特に最近は個人投資家が増えてきたように思います。

賃貸オーナーにも「地主系」と「個人投資家系」の2種類があります。
地主系二世の場合は、両方兼ねていることもあります。
この「個人投資家」というのが非常に勉強熱心。
今まで日本にはいなかった新しい不動産プレーヤーとも言えます。
勉強熱心さでは、不動産業者を凌駕しているのではないでしょうか。

以前、証券会社の支店長と話してみて分かったのですが、セールスは上手いけれど、あまり株の勉強はしていないのですね。
同じようなことが不動産業者にも言えるのではないでしょうか。
不動産は単価が高く、モノによっては何億ものお金が必要になります。
だのに、ちっとも不動産の勉強をしないで、平気で売買をしているわけです。

不動産会社がちょっと景気が悪くなったら倒産したり、マンションデベロッパーが供給量ナンバーワンになったあと必ず具合が悪くなったり、銀行がいつも不動産の不良債権に悩まされていたりするのは、ひとえに不動産をまともに勉強していないということに尽きるのではないでしょうか。