「はじめに言葉ありき。言葉は神と共にあり」というのが聖書の冒頭に出てきます。
「はじめに宇宙あり。宇宙は神と共にあり」なら分かるのですが、考えようによってはちょっと不思議な文章です。
言葉というのは理念という意味なのかもしれません。
まず理念があって、そこからすべてのものが生み出されていくという意味なのかもしれません。
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言葉が人生を左右するというのは本当だと思います。
ならば「いい言葉」だけを使っていきたいものです。
いい言葉には、いい人生を作っていく力があると思うのです。
いい言葉ばかり使う人には、勝手に幸せが来るようになっている。
自分一人の自我力ばかりに頼らず、言葉の力を大いに借りればいいと思うのです。
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映画の「マイフェアレディ」を見れば、話し方や使う言葉によって、その人の階級まで決まってしまうことがよく分かります。
主人公の女性が上品な言葉使いにした途端、すっかりまわりの目が違ってきて、彼女自身も住む世界が変わってきたわけです。
言葉はその人そのもの、そして人生そのものなのです。
優しい言葉、希望に満ちた言葉、勇気を与える言葉…そんな言葉に満ち満ちていたら、幸せにならないはずがないと思うのです。
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と、ここまでは右脳の世界。
左脳的には「豊かな言葉」を目指したいと思っています。
豊かな言葉とは豊かな語彙力。
語学を勉強しているのですが、語彙力がないとどうしようもないということを、最近痛感しています。
逆に語彙力さえあれば、何とかなるような気もするのです。
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私は中学・高校・大学と柔道をやってきたのですが、柔道の基本はやはり筋力。
筋力さえあれば、技が未熟でも初段ぐらいは取れてしまいます。
語彙力(ボキャブラリー)は、語学における筋力に相当します。
「聞く」・「話す」・「読む」・「書く」のうち、私が一番重要視しているのが「読む」。
英語の本を自由自在に読みこなすには1万語が必要なのだそうです。
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「聞く」・「話す」は今からどれだけ頑張ってもネイティブには勝てません。
しかし「読む」は案外簡単に平均的なネイティブを抜かせてしまえそうな気がするのです。
ふつうのEnglishでは歯が立たなくても、Well-educated Englishなら勝てる。
これはなかなか面白いことなのです。