ファッション・アップ大作戦

第2火・水を連休にしてから、私自身はかなり有効にそれを活用できているように思います。
釜山や上海へは連休を利用して1泊2日の旅に出ました。
もう1日足して2泊3日にすると、アジアなら大抵のところに行けてしまえます。
国内であれば1泊2日の旅で十分堪能できます。

2月は私の健康上の鬼門とも言うべき時期で、毎年2月に体調を崩していました。
たまたま2月が誕生日なのですが、44歳と55歳の誕生日に入院をした経験があります。
2月が要注意と気がついてからは、2月の遠出や夜の外出は極力控えるようにしています。
従って2月の連休は自宅にこもって「猛勉強」をする予定にしていました。

ところが“ひょんな”ことで、海外旅行用の服を買いに大阪の百貨店へ行くことになりました。
スタイリストが色々とアドバイスして、服をコーディネートしてくれるのです。
今年も4回ぐらい海外旅行の予定を立てています。
海外への服装はいつも「フォーマル」で行くのか「カジュアル」で行くのかで迷っていました。
「フォーマル」だと動きまわるのにシンドイし、「カジュアル」だと一流のホテルやレストランでは肩身が狭いのです。

最初にスタイリストの女性スタッフが採寸と「問診」をし、百貨店内の店から服を見つくろって持って来てくれます。
自分のファッションセンスを磨くためにも、素直にスタイリストのアドバイスに従おうと考えました。
持って来てもらった服は、すべて私がいつも着る服装とは程遠い色彩や形や、そして「値段」でありました。
「こういうのはまず自分では買わないだろうな」という服ばかりでした。

「フォーマル」か「カジュアル」かの問題は次のように解決されました。
まずは旅行用の着心地のいいジャケットの着用。
そしてズボンはフォーマルにも見える薄いグレーの綿パン。
靴は皮スニーカー。
どれもこれも私の発想からは出てこないものばかりでした。
その中には、今まで縁がなかった「アルマーニ」などのブランドも入っていたように思います。

コーディネートにかかった時間は何と3時間。
今まで服を買うのにこんなにも時間をかけたことはなく、これも初体験。
価格表を見たら買うのに躊躇してしまうので、見ないようにしていたのですが、トータルの支払額は「ン十万円」となりました。
これでしばらくは「おかゆ」をすすって生活しようと思ったのですが、帰りに豪華天丼を食べてしまいました。