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中国人が持っている各地方の中国人のイメージというのがあります。
それによると「上海人は冷たい」、「香港人は悪い」、「四川省の人間は正直」、「東北人は面白い」、「北京人はプライドが高い」、「山東省は人がいい」とのこと。
中国のユダヤ人と言われる温州商人も、目端が利き過ぎて、他の中国人からはあまり好かれはしていないようです。
ある人が中国を旅行し「東へ行くほど人間が悪くなる」との感想を述べていました。

中国では最近モノの値段が上がり、物価が日本と同じようになったと、知り合いの中国人が教えてくれました。
給与は北京や上海の沿岸部で日本の3分の1。
内陸部の地方は10分の1ぐらいです。
2009年度の新卒は全国で850万人いたのですが、そのうち就職できたのが300万人。
日本も就職氷河期と言われていますが、非就職率は30%ほど。
中国は65%の新卒者が就職できていないのです。

中国のバブルは既に崩壊しているという話があり、例え仮にまだ崩壊していないとしても、もう時間の問題であることは間違いありません。
日本企業の中で、中国市場に依存し過ぎているところは要注意。
日本はこの20年ほどの間に2度もバブル崩壊の経験をしているので、経済がどういう動きをするのかは大体分かります。
アメリカのサブプライム問題で顕著化した不動産バブル崩壊も基本的には同じこと。

日本は昭和末期バブル崩壊の時に「不良債権処理を先送りしたために、回復するまで時間がかかりすぎた」と、今なら言えます。
各国の経済政策担当者は、日本のバブル崩壊を研究しているはずです。
要はウミを早く出しきってしまうこと。
企業会計でも、とにかく具合の悪いものをすべて早く出し切ってしまうことが肝要です。
大赤字決算を発表したあとに、かえって株価が上昇した例も少なくありません。

有利子負債をいかに限りなくゼロに近づけていくかが、経営的にはいま一番大切な作業だと思います。
四季報』や『日経会社情報』を読んでいても、企業の借入れバランスはさまざまです。
大企業だからいい経営をしているとは全然言えません。
もし私が上場企業の株を買うとしたら、実質無借金の会社の中から選びたいと思います。