本を持って旅に出よう 台北編その4

「誠品書店」から比較的近いところに「台北101」の高いビルの姿が見えます。
台北101」というのは、ドバイの高いビルが完成するまでは世界一高いビルでした。
「馬車には乗れ、高いところには登れ」というのが旅の大原則なので、ここまで来たのだから登ってみようと思い立ちました。
チケット売り場のおネエさんが「今日は雨だから、外が見えないけれどもいいですか」と日本語で言ってくれました。
視界ゼロはもとより覚悟。

台湾に来て不思議なのは、いつも私が日本人であることを見破られ、日本語で話しかけられることです。
台湾人や中国人や香港人や韓国人など同じアジア系なのに、やはり雰囲気で分かるのでしょうか。
日本人が白人を見てどこの国の人間かがよくわからないように、白人が見ればアジア人はすべて一緒に見えるに違いありません。

台湾の標準語はマンダリン(中国標準語・北京語)ですが、高雄の方に行けば日常語は台湾語で話すことが多いようです。
台北のタクシーの運転手が携帯で話している言葉を聞いていると、明らかにマンダリンとは違う言葉を話していました。

さて「台北101」のお話。
エレベータは世界最速なのだそうで、確かにものすごく早く頂上へ到着しました。
メーカー名を見ると「TOSHIBA」。
ちょっと意外な気もしましたが、日本製でうれしく思いました。
展望フロアでは予想通り霧でほとんど見えず。
360度の眺望はまた次回のお楽しみにしたいと思います。

午後3時過ぎにホテルへ帰り、ホッと一息。
夕食の時間までマッサージを受けることにしました。
日本語と英語のチャンポンで、何とか電話で予約。
フィットネスクラブやサウナのある地下3階へ。
マッサージは当然女性がしてくれるものだとばかり思っていたのですが、出てきたのはオッちゃん。
仕事の場合でもそうなのですが「思い込み」というのは恐ろしいのです。
でもマッサージは上手で、1日の疲れがすべて吹き飛びました。