中国語は後回しにするとして、次はフランス語ぐらいにチャレンジしようかと思います。
ヨーロッパへ旅に出る時、フランス語を知っていると、ぐんと選択エリアが広がるからです。
最近はヨーロッパでも英語が通じやすくなったのですが、それでも“ついつい”ドイツ語圏を中心に旅先を決めてしまいます。
今までフランス語が出来れば、ぜひ行ってみたいという目的地もいくつかありました。
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ヨーロッパへの旅は、やはり体力のあるうちにウロウロしておかないと、あまり年がいくとムリだと思うのです。
ということは、今のうちにフランス語を習得しておかないと、ずっと先では意味がないということにもなりかねません。
よくマンションなどで、フランス語の名前がつけられることが多いのですが、その意味が分かるだけでも、不動産屋の私としては意義があるというものです。
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フランス語はラテン系なので、イタリア語やスペイン語にも通じます。
同じくルーマニア語もラテン系なので、ルーマニアの人たちはフランス映画を見て理解できるのだそうです。
これらの地域は、もともとローマの勢力が及んだところで、その言語が現地に定着していったものです。
例えば「ルーマニア」というのは実は「“ローマ”ニア」であり、「ローマの」という意味でもあります。
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ラテン系のフランス語を学べば、ヨーロッパの広い範囲で、言語的に一歩深めることが出来るというわけです。
フランスもたくさんの植民地を持っていたので、アフリカやアジアで今なおフランス語が活きているところが少なくありません。
以前上海で、中国に漢方薬の勉強に来ている、ラオスの若い女子学生と知り合ったことがあります(国費留学生とのことので、相当優秀なのだと思います)。
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その彼女が話せる言語は3つ。
ラオス語と中国語とフランス語。
ラオス語は母国語だし、中国語は留学先の言葉。
そしてフランス語は植民地時代の宗主国の言葉でもあります。
3カ国語もしゃべれるし優秀なのに、どうして英語が話せないのだと不思議に思いました。
世界には英語よりもフランス語が幅を利かせている国も少なくないのだということを、その時知ったというわけです。