世界はつながっている

時代の先を見ると言っても、あまりに先だと経営的には上手くいかないことが多いようです。
「常に半歩先を見る」くらいがちょうどいいのかもしれません。
経験則として、儲かっている企業は「最先端を行く」ところではなく、常に「先頭集団に入っている」ところなのだそうです。

アメリカの一証券会社が潰れただけなのに、リーマンショックがその後の世界の実体経済をガタガタにしました。
海外の証券会社の倒産が、自分の会社の業績に即波及してくるなんて、今までは考えられなかったことです。
世界中がグローバルにつながっているからです。
インターネットはまさにそんな時代の寵児でもあります。

あまり知られていないのですが、日本のインターネット環境はスピードや質などでダントツにいいのだそうです。
日本のインターネット普及率は70%。
日本よりもインターネット普及率の高い国は全部小さな国で、人口5,000万人以上の国では日本は一番とのこと。
孫さんが頑張ったからでしょうか。
ちなみに日本の携帯電話普及率は85%。
イタリアが一番高く、なんと普及率150%。
冗談かどうか分かりませんが、イタリア人は彼女の数だけ携帯電話を持っているからだそうです。

スカイプを使っての国際電話は無料。
スカイプで英会話の勉強ができるシステムがあります。
それも人件費を安く上げるために、フィリピンの先生との会話。
英会話の相手はフィリピンにいるわけです。

全国に既に多店舗化しているお店では、ネットショッピングが使いにくいことがあります。
自社の各店で売っている価格よりも、安い値段でインターネットに出すわけにはいかないからです。
今までの強みが一挙に弱点となり、逆に足を引っ張る要素となるのは、インターネット時代の怖い一面です。
過去の成功体験を捨てなければいけない時代でもあります。