書を持って旅に出よう 北京編 その7

「書を持って旅に出よう」がテーマのはずなのに、飛行機の中を除いて、ホテルでは1冊の本も読めていません。
3日目はフライト時間の関係で、午前中だけが自由時間。
狙いは定めていて、書店とお茶を売っているお店へ。
外国語の本専門店が歩いて5分ぐらいのところにあり、前日にここを覗くと、実に面白そう。
中国語の本はほとんどなく、メインは英語の書籍。
上の階には日本語専門のコーナーもありました。

日本でもこれだけの外国語専門書店は見たことがありません。
日本でも作ってみる値打ちがあるかもしれません。
外人(白人)も多く見かけました。
全部で4フロアほどあります。
1階から丹念に見ていきました。
実に面白いのです。
私の場合、フィクションや自然科学部門は苦手で、それらをパスするのは、日本語でも英語でも同じです。

1階に地図が置いてありました。
中国の地図を見る場合、日本人にとっては漢字で地名が書いてある方が、圧倒的に見やすいわけです。
しかしながら英語で書いてあると、現地の読み方(発音)がよく分かっていいのです。
でも、もう一つピンとこない。
つまり英語と漢字の両方が書いてあればパーフェクト。
ありました、ありました、そういう地図が。

ただし中国で売っている中国の地図は、台湾が自国に組み入れられています。
ちょっと“やりすぎ”という感じがしますが、普段の政治主張から言えば、そういうことなのでしょう。
台湾のみならず自由主義諸国にとっては、気に入らないことに違いありません。
尖閣諸島については、ぼやかしてありました。