ナイス・リーゾナブル

引き続いてFさん(賃貸住宅の仲介・管理会社経営)のお話です。
Fさんのお話は本当に勉強になりました。
不動産業界をリードしていく(今もしている)人材の一人だと思います。

「シェアハウスは今、爆発的に増えている。
住まいにコミュニティを求めている層も多い。
人とふれあう住まいがあってもいい。
シェアハウスに携わっている人は20代の経営者や実務家が多い。
シェアハウスで一番有名なサイトの運営者は29歳。
先日もシェアハウスに見学に行くと、2,000円持ち寄ってラウンジでパーティをしていた。
まるで『合コン』のノリ。
今後はシェアハウス内での、イベントの提案やソフトコンテンツを提供していく不動産会社があってもいいような気がする。
それをするのが面倒くさいか面白いかは、その会社の社風にもよるだろう」

「品質もいいし値段も安い」を目指すべき。
名付けて『ナイス・リーゾナブル』。
建築費だって随分下がった。
コストダウンに真剣に取り組んだら、いいものが安くできるようになった。
管理会社の命は『企画と運営』。
主婦を7人集めて意見を聴いたら、面白くてとても勉強になった。
アンケートは取ったことがあるが、入居者本人たちから聞いたことはなかった。
ちなみに7人という人数が一番いいらしい(10人は多すぎる)」

「人気のある一番いい部屋(例えば角部屋や南向き)はシッカリ高い家賃をつけるのがいいと思う。
なぜなら一番いい部屋から決まるから。
全部一緒の家賃ではなく、もっとメリハリをつけるべし。
管理会社は単なる賃貸管理をするのか「資産運用アドバイザー」を目指すのか。
最近はシェアハウスだけでなく、入居者同士で運営するコレクティブハウスというのも出てきている」