気になっていた掃除

会社が1階から2階へと移り、引っ越しの慌(あわただ)しさもあり、ビルの周りをなかなか掃除する時間がありませんでした。
やはり私が掃除しないと、かなり汚れてくるのです。
気になっていたのですが、お盆休みに入り、すぐにバルセロナへと出かけてしまいました。
バルセロナから帰っての2日間は、たまっていた仕事をこなすのに精いっぱいで、掃除までは手が回らず。
お盆休みの最後の日、やっと外回りの掃除を始めたという次第です。

とは言え、休みの日はどうしても気持ちのどこかで「休みへの甘え」というのがあり、なかなか掃除へのモチベーションが高まりません。
カノンとの散歩の時から「このあと掃除をしないといけないのは憂鬱だなあ」と正直思っていました。
でも散乱するゴミを許しておくわけにはいきません。
やり出すと気持ちが乗ってくるのは分かっているので、いかに早く始めるかが勝負です。

モノゴト何でもそうで、やり出すと面白いのだけれど、やるまでが億劫。
「中高生が勉強をやり出すまでのエネルギーは、指で障子に穴を空ける程度のもの」と以前読んだことがありますが、すべて「ほんのチョッピリ」の努力もしくはキッカケでいいのです。
その「ほんのチョッピリ」をどう進めていくのかが、人生を分けるほどの重大事だとも思うのです。

努力の成果に対して、自分で(他人からでもいいのですが)ご褒美を用意するという方法で頑張る人がいます。
私はむしろ始めるための褒美を用意した方がいいのではないかと思うのです。
最初の第一歩へのモチベーションをいかに与えるか?
第一歩ではなく、ひょっとしたら最初の半歩でいいのかもしれません。
重要なのは「いかに始めてしまうか」であります。