年千冊の読書力 その12

最近英語の本で、内容も“そこそこ”分かるし、興味を持ってドンドン読みこなすことができる分野を見つけました。
それは「旅行ガイド」。
ほとんど努力感ゼロで読み進めていけるのがうれしいですね。

旅行ガイドは日本語でもそうなのですが、旅行に行く前に読んでも、もう一つピンときません。
むしろ旅から帰った後に、もう一度読んでみるべきではないかと思うのです。
そうすれば行った先のことが、とてもよく理解できるのです。
行く前に日本語で読み、帰って来てから英語で読むというのが一番いいかもしれません。

私は日本語でも小説などのフィクションは読めないのですが、それは英語も同じこと。
以前に『赤毛のアン』を英語で読んだのですが、内容は面白かったのにもかかわらず、読み通すのが苦痛でもありました。
赤毛のアン』には続編があるのですが、それを読もうという気力は、いまだ湧いてきておりません。
かといってドラッカーには歯が立ちません。
以前にアメリカ人の大学教授に「私にとってはドラッカーの英語は難し過ぎます」と言ったら、「ドラッカーの文章は、ちょっとクセがあり読みにくいのです」とのことだったので、少しホッとした経験があります。

「この著者の本は全部買う」の英語版を探すのが私の目下の課題。
お気に入りの著者を見つけたならば、またそこから別のお気に入りが見つかるというのは、日本語の本の場合で経験済みです。
「人脈」ならぬ「本脈」というのが確かにあり、良書が良書を紹介してくれるのです。
今はインターネットが発達しているので、以前と比べると良書を手にすることができる確率が格段に高くなりました。