大阪ミナミを歩く

大阪ミナミで夜に会合があり、そのままホテルに宿泊しました。
ミナミ(難波)などほとんど行くことがなく、ちょっと早朝散策をしてみようと思ったからです。
海外で宿泊した時も早朝散策を行うとその街がよく把握できるのですが、ミナミは私にとっては外国のようなもの。

朝6時にホテルをスタート。
宝塚なら散歩の人を時折見かけるくらいなのですが、ここミナミではケバケバしい化粧をした若い女子たちと、それをナンパしようとする男子たちが何人もたむろしていました。
早朝からナンバでナンパではシャレにもなりません。
むろん早起きの健康的な若者ではなく、夜ふかし徹夜で早朝まで遊んでいるわけです。
雰囲気が悪いことおびただしいのです。
正直なところ、こういった人間に対して、生理的嫌悪感が否めません。

ミナミでは24時間開いているお店も多く、ネットカフェやゲームセンターや飲食店を始め、TSUTAYAも24時間オープンしていました。
朝6時の街には、ゴミや吸い殻が所せましと捨てられ、早朝のすがすがしさのかけらもありません。
東京の歌舞伎町を「掃除に学ぶ会」に人たちが掃除をし出してから、犯罪が大幅に減ったと聞いたのですが、たぶんここもホウキとチリトリで見違えるように街がよくなるだろうと思います。

朝6時に歩いていて「ガールズバーはどうですか?」と2回も客引きに会う所も少ないのではないかと思います。
道頓堀周辺をカメラ片手に歩いていたのですが、ほかでは類を見ないカニやフグやタコの看板は「さすがミナミ」でありました。
もっと街を清潔にすれば、独特の「コテコテ文化」は面白く、「夜のディズニーランド」もしくは「日本のラスベガス」として、外国人観光客にも人気が出るのではないかと思います。

なんばパークスにも寄ったのですが、こちらは高級感。
早朝なのでお店も閉まっており、人影もなかったのですが、十分に「建物力」を堪能することが出来ました。
街なかなのに樹木に覆われ、うるさいほどのセミの声が聞こえました。
セミの声は夏を実感させ、一種の爽快感があります。