団塊の世代

いわゆる「人生勉強会」のような会が毎月一回宝塚で開かれています。
ある校長先生と私との2人が発端となって作ったものですが、校長は亡くなり、私も忙しくなり、いわば創業者が2人とも会を離れてしました。
しかしながら会は存続しており、今度100回を迎えることになりました。

毎回15人ほどで行われてきた会なのですが、最近だんだんと人数が増え、30人を超えるようになってきたとのことです。
その理由は団塊の世代の人たちの入会が増えてきたから。
定年退職になった団塊の世代の人たちが、気軽に勉強するのに、ちょうど適した会なのかもしれません。

勉強会のようなものでも団塊の世代の参加によって人数が増えていくぐらいですから、今後あらゆる場所で団塊の影響が出てくるものと推測されます。
遊びにせよ、勉強にせよ、ボランティアにせよ、団塊の世代の興味ゆくところ「○○ブーム」が起こるのではないかと思います。
それを考えつけば「商売のネタ」になるかもしれません。

私自身は「団塊の世代」より少し下になり、小学校の時、4,5年上の学年が異様に多かったのを覚えています。
団塊の世代は圧倒的な数だし、優秀な人間も多いとずっと思っていたのですが、最近そうでもないような気がしてきました。
政治の世界を見ても、抜きんでた政治家はいないし、例えば将棋の世界を見てもカリスマ棋士は見当たりません。
ビジネスの世界でも優秀な経営者が団塊の世代から多数出てきているかというと、団塊人数の割には少ないようにも感じます。

団塊世代が引き起こしたものは、結局「学園紛争」だけだということになると、ちょっと悲しい気もします。
しかしながら団塊の世代が進むところ、すべてブームになってきているので、目が離せない世代であることは間違いありません。