大神神社参拝 その2

大神(おおみわ)神社参拝の続きです。
ご祈祷を受けるべく受付で申し込むと、住所氏名と願い事を聞かれました。
私は大神神社の神さまに敬意を表しに来たので、願い事は「神さまのご繁栄」と答えると、受付の神職の手が止まり、困った様子。
「『日本国繁栄』でもいいです」というと、願い事の欄には『国家安泰』と書き込まれました。
黒住教創始者の黒住宗忠が伊勢神宮にお参りした際「神のご繁栄」を祈願したことを知っていたのですが、あまりそういった願い事をする人はいないようです。

その黒住教本部(岡山県)にも行ったことがあるのですが、参拝してから1カ月ぐらいは「おかげ」をいただいた感じで、調子がよかった経験があります。
伊勢神宮にお参りに行った際も同じような感じ。
ここ大神(おおみわ)神社でも「おかげ」があるかもしれません。
すぐれた神様や神社への参拝は、単に気持ちの面だけでなく、やはり本当にいい波動がいただけるように思うのです。

神社巡りをしていると、自然に神々の波動を体感し、会得していくのではないかと思います。
何でもかんでも自力で頑張らなくても、神様の「おかげ」をいただいて、自然体で物事に臨めばいいのではないかとも思うのです。
面白いことに、日本の神さまにはそれぞれ得意不得意があります。
天照大神(あまてらすおおみかみ)は平和の神さまなので「武」に関することをお願いするわけにはいきません。
もし武運長久を祈願するなら「戦(いくさ)の神さま」がおられ、有名なところでは鹿島神宮
清和源氏ゆかりの多田神社もそうです。

大神神社のご祭神は「大物主大神(おおものぬしのおおかみ)」。
古事記にも出てくる神様です。
農業、工業、商業などの繁栄や病気平癒や薬の神さまでもあります。
大国主命(おおくにぬしのみこと)と同体か、もしくは相当にご縁が深い魂のようです。
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は自ら非常に仕事をこなされる神様であり、また仕事する人を応援して下さる神様でもあります。

神々の性格にも、和御霊(ニギミタマ)系と荒御霊(アラミタマ)系とがあるようです。
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は荒ミタマ系の「仕事の神さま」とお見受けしました。
私も今後の人生で「誰が何と言おうと、徹底的に働こう」と思っているので、大物主大神のお力をぜひお借りして頑張りたいと思うのです。