今月の読破リスト 84冊

今一番興味があるテーマが「世界経済」。
2008年のサブプライム問題が表面化した時から、目を離さずに追い続けています。
それに関連する本が出たなら、ほとんどすべて読んでいます。
1989年をピークとするバブルの時は、上昇も崩壊もすべて初めての体験で、いったい日本経済がどうなっていくのか、さっぱり分かりませんでした。
タイムマシンに乗って、未来からその時点を見ておれば、あんなに右往左往しなくてすんだはずです。

本を読んでいると、わざわざタイムマシンに乗らなくても、何となく「将来」もしくは「未来」が見えてくるような気がしています。
またその問題の「根本」も分かり、後の動きが理解しやすくなります。
一つの問題についてたくさんの本を読んでいくと、どの著者が的確なのかがよく分かってきます。
自分で分からなければ、その著者の知恵を借りるに限ります。

世界経済だけでなく、自分の興味の範囲が、いろいろな分野に広がっていっています。
まずは歴史。
日本古代史は知らないことだらけだったのですが、コツコツと読んでいきたいと思っています。
ヨーロッパ史も面白いですね。
近世ヨーロッパ史は「ハプスブルグ家」や「メディチ家」や「ブルボン家」などのファミリーに焦点を合わせるのが、理解のコツかもしれません。
また国が確立して以降は、各国の覇権争いが、読んでいてとても面白いのです。
EU成立後の動きも大変興味があります。
私はドイツ語を勉強しているせいもあって「ドイツ」という言葉が出てくると、ビビビンと反応してしまいます。

最近は「健康」にも興味があるのです。
経営コンサルタント一倉定先生が、晩年、食事と健康の本を出されたのですが、その意味が分かってきました。
何せ95歳までバリバリの現役で働こうと考えているので、健康は最重要の課題でもあります。

古い神社の由来も含めて「日本神道」をもっと掘り下げてみようとも思っています。
日本神道は聖書や仏典のような教義がないのに、数千年間連綿と続いている不思議な宗教。
日本を日本たらしめている根本を探っていくならば、結局は「日本語」と「日本神道の精神」が残るのではないかと思うのです。
せっかく日本人として生まれてきたのだから、ちょっとそこらを探ってみたいと思うのです。

地政学につながる「政治」・「外交」・「経済」・「軍事」・「宗教」・「歴史」・「地理」に興味津津。
EUやアメリカや中国やロシアの今後の動きに、ものすごく関心があります。
ああ読書は愉(たの)し。