2001年〜2009年

2001年4月に小泉内閣が発足。
9月11日にアメリカでの旅客機テロ。
ニューヨークの世界貿易ビルに飛行機が突っ込んだ映像は衝撃的でした。
「9月11日」は英語で言うと、ふつう”September the eleventh” ですが、”nine eleven”と略して呼ばれています。
日本では警察への通報は110番ですが、アメリカでは「911」。
偶然かどうかは分かりません。

2002年の1月1日から欧州統一通貨であるユーロが流通開始。
私もよくヨーロッパへ旅行に行くのですが、同じ通貨だととても便利だと痛感しています。
今回の世界金融危機でもユーロを使用している国は経済的打撃が比較的ましな気がします(スペインなどの例外もあるのですが)。
ユーロを使っていないイギリスや東欧圏は、経済がガタガタになった印象があります。
この年、日本では小泉純一郎首相の誕生。

2003年3月20日、米軍がイラクに侵攻。
圧倒的な軍事力でもって簡単に物事が解決すると思っていたのですが、イラク問題はいまだに“うじうじ”とスッキリしません。
アメリカにとって第二のベトナム戦争という感さえします。
少なくとも共和党はこれで政権を失ったと言えます。
世界最強の軍事力でも、思ったように事が運ばないのを見て、いったい「軍事力」とは何だろうと思ってしまいます。

2006年に東京三菱銀行UFJ銀行が合併し「三菱東京UFJ銀行」が発足。
また阪急と阪神が合併。
まさか阪急と阪神が一緒になるとは思いもしませんでした。
しかしながら今まで「隠れ阪神タイガーズファン」だった、阪急に勤める友人たちは堂々とタイガーズを応援することができるようになり、喜んでおります。
2008年8月8日に北京オリンピック
グルジアとロシアが交戦。
これにより外資がロシア投資市場から逃げ出し、石油価格の下落も重なり、ロシア経済は苦境に陥ることになります。

2008年9月にリーマンショック
アメリカの不動産バブルが弾け、サブプライム金融商品を購入していた欧州の銀行などの経営危機が顕在化。
アメリカの投資銀行の一つであったリーマンブラザーズの破たんにより、一気に世界金融が凍りつきました。
100年に一度の経済危機と言われましたが、1年たった今、各国政府の必死の努力で「大恐慌」は避けられた感があります(ただし相当厳しい不況ではあります)。
2008年11月にはアメリカでオバマ大統領が誕生しました。

2009年は各国の失業率がジリジリと上昇していきます。
2009年3月は日経平均がバブル以降の最安値7,086円となります。
26年ぶりの価格水準でした。
日本の電機メーカーや銀行は、軒並み千億円単位の赤字を計上しています(例えばパナソニックは3,800億円の赤字、三井住友ファイナンシャルグループは3,900億円の赤字)。
新型インフルエンザが神戸で発生したため、マスク姿の人が増え、消費も極端に落ち込みました。
8月30日の衆議院選挙で民主党が圧勝、308議席を確保しました。
ちなみに9月の鳩山内閣支持率は75%です。