「継続」が一番大切

物事は一つ一つ完結させていった方が、気持ち的にはスッキリします。
言わば「切りのいいところまでやる」。
しかしながら、次にその続きをしようとすると、前回途中で終わっている方が進めやすいのです。
また「切りのいいところ」までやろうとしたら、どうしても時間的、体力的にムリをしてしまいます。
途中で終えていると、次に手掛けようとする時、あまり考えずに“さっと”始められます。

これなども今までの自分が持っていた法則や価値観とは違うものです。
次につないでいけるように、適当なところで妥協していくというのも必要なのかもしれません。
これからの人生は「継続」が最も大切なことで、いかに継続させていくかの工夫、もしくは「ごまかし」が求められます。
自分が毎日100やると決めたことでも、時には80になっても70になっても許せる自分。
あるいは気にしない自分。

あまりに杓子定規にやろうとして、意欲が低下しては何もなりません。
少年スポーツの一番大事なことは「スポーツの喜びを知ること」。
勝利至上主義だと、上の段階へ上がった時に続かないのです。
95歳までバリバリの現役で働こうとするからには、自分自身に対する「大らかさ」がどうしても必要です。
むろん周りに対しても「大らかさ」が肝要で、自分に対しても周りに対してもギスギスと要求ばかりしていては持ちません。

仕事でも勉強でも掃除でも奉仕でも「継続」第一。
いっときにあんまり頑張りすぎて、次への意欲をなくさせてしまっては何にもならないのです。
うまく自分を誉めて、いつの間にか次へのステップに移っている自分でありたいものです。