まだ知らない世界へ「本」で行く

インターネットでホイホイと買えてしまえるので、本が手元にたまってきました。
書斎にも千冊ぐらい置けるのですが、これがいっぱいになってきました。
全部まだ読んでいない本です。
私の場合、夜中に目が覚めて困るということはありません。
そのぶん本が読めるからです。

吉田松陰先生が読んだ本を全部記録に取っておられることを知り、学生時代から「読書リスト」は書いてきました。
毎月15冊ぐらい読んでいたように思います。
社会人になってからもたぶんそれぐらい。
ある時期からそれが30冊ぐらいに増え、阪神大震災で「どうせ死ぬのなら読みたいだけ本を読もう」と月50冊になりました。
読み始めるともう少し余裕があるので60冊に。

大学の先生は本をたくさん読んでいるのかと思っていたら、そうでもないのですね。
また堺屋太一さんのような人でも「月10冊ぐらい。ただしデータ類にはたくさん目を通している」とのこと(直接ご本人からお聞きしました)。
従って自分ほど本を読む人間はいないだろうと少し天狗になっていたら、“案の定”上には上がいるものです。
また月60冊ぐらいの読書ではプロとしては通用しないことも知りました。

私よりも3つ年下で、レベルの高い本をどんどん出している人がいます。
この人はインスピレーションに優れているので、自動書記のように勝手に本が書けていけるのだと思っていたら、やはり年千冊以上の本を読んでいるとのことです。
精神的巨人は才覚だけでなく、この世的な努力もけっして怠っていないということなのでしょう。
エジソンだって徹底的に本を読んだそうです。

本を年1,000冊読むには、月84冊。
読めない日もあるので1日4冊の読破が目安になります。
このまま年千冊を読み続けていくと、明らかに別の次元の世界が開けていくという確信が出てきました。
別次元の世界はまだ会得はしていません。
しかし必ず到達できそうな気がしています。