東京へのフライト

大阪(伊丹)・東京(羽田)間の飛行時間はわずか45分。
ヨーロッパへの13時間のフライトなら、ビジネスクラスにしないとちょっと体が持たないのですが、45分ぐらいだったら席はどこでもいいわけです。
しかしながら考えるところがありファーストクラスにしました。

ファーストクラスは荷物検査の入り口が別にあり、しかもそこを通ると、そのままファーストクラスのラウンジへとつながっているのです。
そんなことはついぞ知りませんでした。
もっと宣伝してもいいような気がします。
ちなみにファーストクラスは行きも帰りもほぼ満席。
日本は本当に不況なのでしょうか?

ファーストクラスの乗客は会社の重役クラスの人も多いのですが、時たま得体の知れない人も乗り込んできます。
前回乗った時は隣にチョンマゲでアロハシャツを着てサンダルを履いた人。
しかもフライト中はずっとマンガを読んでいました。
だからと言って雰囲気は反社会的な組織の人のようでもなく、案外この人も漫画家ではないかと推測しておりました。

30歳代のビジネスマンで随分と横柄な態度を取る人がたまにいます。
たぶん会社はうまくいっているのでしょう。
しかし10歩先にはクレバスが大きな口を開けて待っているのです。
乗務員にも偉そうな口をきき、まわりに不快感をばら撒いています。
こういう人間を見ていると、かつての自分をそのまま見ているようで、とても恥ずかしいのです。
野口誠一さんの話ではないですが「高満な人間が会社をつぶす」典型を見ているようです。

野口誠一さんのセミナーの後で質問をしました。
「整理・整頓・清掃を徹底していたら、会社というのはなかなか潰れにくいように思うのですが、先生のお話にはそれが一切出てきません。その点はいかがお考えでしょうか?」
野口さんの答えは「それらは非常に大切。時間がなかったので話さなかっただけ」とのことでした。
その答えにひと安心したのは言うまでもありません。