雛人形とブランデンブルク協奏曲

ひな人形は、平安貴族文化が最高に円熟した時の、一つの形として今日まで残っているものだと思います。
平安時代紫式部が登場したり、和歌が発達したりと、日本文化史では欠くことのできない時代でもあります。
その雛人形ブランデンブルグ協奏曲が、とてもよくマッチするとの説を読みました。
説の主は渡部昇一先生です。

私は音楽にはあまり詳しくないので、さっそくブランデンブルグ協奏曲をインターネットで購入しました。
聞くと確かに雛人形にピッタシなのです。
バッハのブランデンブルグ協奏曲も、バロック音楽の円熟味が最高潮に達したもの。
お互いに文化を極めたものどうし、波長が合うのだと思います。
洋の東西や時代を超えて、一流は一流を引きつけ合うのですね。

逆に言えば、バッハやモーツアルトの音楽に似合うものはホンモノだと言えそうです。
これは真贋を見抜く時の一つの参考になるかもしれないと思った次第です。