未来志向でワクワク

子供たち二人が就職し、それぞれ東京など別のところに住むことになり、あとには私たち「老夫婦」が残されました(もう一人カノンも残っていますが)。
子供たちの養育の期間も終わり、親としては義務を果たしたわけで、今の気持ちは「解放された気分」です。
子供二人は、幼稚園から大学まですべて私学で、授業料なども相当払ってきたのではないかと思います。

あとは「老夫婦」で“つましい”生活をしていけばいいわけで、そう思うとムチャクチャ気が楽です。
逆に「たまには贅沢」だっていいわけで、いずれにせよマイペース。
定休日が水曜という生活を長い間続けてきたせいで、世間の休日ペースとはズレてしまっています。
必然的に子供たちとの接触も少なく、そういった意味で「いいパパ」ではなかったように思います。

いま会社の損益分岐点を下げる努力を懸命にしているのですが、個人の生活だって損益分岐点を下げていきたいと思うのです。
「たまには贅沢」はいいのですが、それを固定費の方に入れてしまうのではなく、あくまでも変動費
人生の本筋以外に極力時間を取られることなく、自分の得意なことや世の中に役に立つことに集中していきたいとも思うのです。

「95歳までバリバリの現役で働く」にしたおかげで、随分と時間的な余裕が出来ました。
特に語学などは今からまだ3つぐらいの新しい言語を勉強していけそうな気がしています。
ずっと以前に「60歳までにフランス語を始める」と宣言したことがあるのですが、その年に近づいてきたので、最近はあまり大きな声では言っていません。
でも出来そうな予感がしてきました。
今は日本語と英語とドイツ語。
あと3つと言えば、フランス語と韓国語と中国語という感じでしょうか。

海外旅行で言葉が話せるのと話せないのとでは、面白さが3倍ぐらい違ってきます。
その地の歴史などをシッカリと学んでいけば、やっぱり面白さは3倍に。
だから3×3で9倍に。
つまり言葉が出来て事前勉強がバッチリなら、パッケージ・ツアーの約10倍の面白さを経験できるのです。
個人旅行の方がパッケージ・ツアーよりも経費的にはやはりだいぶ高くつくと思うのですが、面白さで割ってみると個人旅行のほうが安いという計算になります。