タバコと遅刻

家庭でも、職場でも、友人でも、私のまわりには「タバコを吸う人」が全くいません。
従って何かの会合に参加した時、そこでタバコを吸う人がいると、見慣れない事態にビックリしてしまいます。
どんなに美人でもタバコを吸っているのを見ると、全然興味がなくなってしまうから困ったものです。

今は会社の採用も「喫煙者不可」にしているのですが、かつてはタバコを吸う社員も少なからずいました。
タバコは深層心理的には「心のやましさを煙でごまかす」ということらしいのですが、たしかにタバコを吸わない社員の方が「ややこしいこと」が少なかったように思います(経験則です)。

もう一つ、私のまわりには「時間を守らない人」がいません。
だからこれも約束の時間に遅刻する人がいたりしたら、ビックリなのです。
今までの経験では、遅刻したセールスマンからモノを買うとロクなことがありませんでした。
あるいは遅刻せざるを得ない事情が発生した時は「その話を進めてはいけない」という天からのシグナルでした。
そのシグナルを見落として、何百万円も損をしたことが一度ならずあります。

よく政治家の中には、当たり前の顔をして会合に遅刻する人がいます。
自分を特権階級か何かと勘違いしているのかもしれませんが、こういう人たちは信用できません。
逆に超多忙な司法書士さんなのに、取引の場には30分前に必ず来ていると言う人を知っています。
仕事だけでなく、すべての約束の時間に余裕を持って到着。
それだけでまわりの信頼感がぐんと増しているのが、客観的に見てもよく分かります。
昔の海軍では「5分前精神」が徹底していたようです。

成功者が時間を守らなくなってくると、転落が近いと言います。
傲慢になってくると、時間にルーズになるのも事実です。
「時を守る」を貫くだけでも、相当レベルの高い人生を送れるように思うのです。
今日のブログは自戒しながら書きました。