案外「わくわく時代」かもしれない

今年は「悪い、悪い」と言われ続けているのですが、今のところ「嵐の前の静けさ」が漂っている感じです。
関西の不動産業界は一部の投資市場を除き、ずっと悪かったように思います。
従って良くも悪くも「不景気慣れ」してしまっているところがあります。

前回バブル崩壊時と比べ、明らかに有利な点がいくつかあります。
今回当社は不良在庫がほとんどないということ。
従って借入もないということ。
またコストダウンに努めた結果、損益分岐点が随分低くなっています。
つまり生き残りやすくなっているということでもあります。
淘汰の時代にライバルも減り、生き残るだけで有利になっているかもしれません。

何といっても、前回バブル崩壊を体験済みというのが、今となっては大きな財産になっています。
マクロ的には、今回の世界金融危機が結果として日本に有利に働きそうなことがあげられます。
むろん日本も大きな犠牲を払うでしょうが、他国と比べると物の数ではありません。
ドイツ以外のヨーロッパは、当分復活は難しいのではないかと感じます。
BRICsなどの新興国は、むしろ先進国よりも打撃が大きいのではないでしょうか。
アメリカは新大統領の就任式がありますが、期待が大きい分、経済が立ち直らない場合、失望がより大きくなるのではないかという懸念があります。

ある人が面白いことを行っていました。
「日本のバブル崩壊を経験し、今度は100年に一度と言われる世界バブル崩壊も体験できる。こんなラッキーなことはない」
これぐらいの余裕を持って臨みたいものです。
いずれにせよ、やるべきことはただ一つ「仕事と勉強に集中する」。
誰が何と言おうと、徹底的に仕事をしていこうと思うのです。