早寝早起きが幸せを呼ぶ

朝早く起きると、相当いろんなことが出来るのです。
ならば早く起きるべし。
どうしてそれが出来ないかと言うと、夜寝るのが遅いから。
朝早く起きることばかりに気を取られ、夜早く寝る努力をすることを長い間忘れていました。
「早寝早起き」というではありませんか。
二つは対なのです。

自分の経験からも自信を持って言えるのは、朝の時間は夜の時間の数倍の価値を持っているということ。
朝が金貨だとすれば、夜は銅銭。
金貨を捨てて銅銭を拾い集めるのは、やはり愚かなのです。
頭を使う仕事や勉強だと「朝の30分は夜の2時間に匹敵」というのも、そんなに大袈裟な話ではないかもしれません。

私の知っている人で、毎朝4時に起き、瞑想のような形で今後の事業展開を考えている会社経営者がいます。
自宅も自然がいっぱいの中にあるので、そんな中での瞑想はインスピレーションが星降るがごとく降りてくるのではないかと思います。
客観的に見ても、仕事的にも人間的にも優れた人は朝型が多いように思います。

私が28歳の時に今の不動産会社を始め出した時は、始業時のほんの15分ほど前に出社していたように思います。
幼稚だったのですね。
それがだんだんと早くなり、いつの間にか朝5時には会社に出るようになりました。
ところが今度は体が持たなくなりダウン。
入院騒ぎまで起こしてしまいました。
「夜早く寝る」という基本をいつしか蔑(ないがし)ろにしていたからです。

早起きでなくても立派な方は数多くおられます。
例えば教育界の巨人である森信三先生。
「時を守り、場を清め、礼を正す」は森先生の言葉です。
ただ森先生は夜遅くまで仕事をされるタイプで、莫大な文章を書かれてきましたが、その教えの中に、ただの一行も「早起き」というのは入っていないそうです(これは一番弟子の寺田一清先生から直接お聞きした話)。
仕事的には大きな痕跡を残され大成功の人生だったと思います。
が、家庭的には恵まれておられなかったようです。
私の勝手な推測で怒られてしまいそうですが、もし森信三先生が「早寝早起き型」ならば、朝の霊気がそういった不幸から身を守ってくれたのではないかとも思うのです。

昨夜はブログを書こうと思っても、何かしら気力が湧かず、そんな時は早く寝るに限ると、早々にベッドにもぐりこみました。
そうしたら今朝はスカッと早起きでき、このブログを書いているという次第です。
今日のブログに朝のインスピレーションが多少とも盛り込まれていればうれしく思います。