スゴイ!大西泰斗先生

日本一のドイツ語教師は、いま習っているツァイトラー先生だと確信していますが、日本一の英語教師は大西泰斗(ひろと)さんだと思います。
直接会ったことはないのですが、NHKラジオの英語番組の講師で知りました。
ラジオ番組のCDを買ってきて、トイレ掃除の間に聞いているのですが「このすごい講師はいったい誰なんだろう?」と思っていたら、それが大西泰斗さん。

5年以上前に英語学習の本を読んでいて「目からウロコが落ちまくり」の本がありました。
実はそれも大西泰斗さんでした。
CDのスゴイ講師と、以前読んだ感動モノの本の著者とが同じ人物だったわけです。
だから勉強はやめられない。

大西泰斗さんは、ネイティブが持つ語感から英語を説いていきます。
その言葉が持つ「基本的イメージ」をキチンと把握していれば、自ずと意味が体感できるというわけです。
だから単語の基本イメージさえ掴んでおけば、熟語なんて丸暗記する必要は全然ないとのこと。

基本的イメージは単語だけでなく、例えば「過去形」についても述べられます。
過去形の持つ基本イメージは「自分から離れている感覚」。
現在の自分から離れているから「過去」であるわけです。
またwould やcould を使って「ていねい感」を表す場合も、自分と相手を離し、距離間を取ることによって「ていねい感」が生まれるのです。
“I wish I were a bird.”というような仮定法にも過去形が使われていますが、これも今の現実と離れたことを言いたいがために「過去形」が使われているとのことです。
私はムチャクチャ納得しましたが、いかがですか?

ということで、語学のCDを聞きながらのトイレ掃除は、時として知的興奮をもたらすのですが、英語だけでなくドイツ語のCDも聞きたいわけです。
英語だって何種類も語学番組のCDがあります。
かといっていつまでもトイレ掃除をしているわけにはいきません。
「ほかにもCDを聞く時間はないだろうか?」と考えてみると、これがあったのです。

家の洗面所にCDプレーヤーを置くことにし、さっそくインターネットで注文しました。
洗面所(脱衣場も一緒)なら、歯を磨いている間や服を着替えている間にCDが聞けます。
わざわざCDを聞く時間を取るわけではないので「時間コスト」はゼロ。
我ながらいいアイデアだと、まだ聞きもしないのに自画自賛しております。
これで語学力アップの効果が出たならば、私のことだからまたブログに書きまくるに違いありません。