今日で退院

入院から4日目。
具合の悪かった症状もかなり回復。
今回の入院騒ぎの原因は、やはりひと言で言うと疲労の蓄積。
体質的なものが変化する年齢なのに、その変化に合わない日常生活を続けていたところに問題がありました。
特に母親には心配をかけ、親不孝だったと反省しています。

入院したら体の具合も悪いし暇だろうから、さぞかし人生や経営のことをいろいろと考えるだろうなと思っていたのですが、よく寝ていたこともあり、そんな時間はあまりありませんでした。
丸2日間もの絶食は初めての経験でしたが、空腹が気になることは全くありませんでした。
しかしながら体が堅くなり、ごく軽症のギックリ腰にも。
あちこちにガタが来ておりました。
おしっこが普通に出来ることがこんなに有難いこととは夢にも思いませんでした。

11年前、44歳の誕生日に結核で入院したことがあるのですが、その時も前の年に個人図書館(積水ハウスの戸建て)を建てていました。
今回は自宅建築で55歳の誕生日。
家を建てた次の年の誕生日周辺は鬼門です。
ダイエットだって、前回の結核の時もそうでしたが、体調が悪くなれば5キロやそこらはあっさりと減ってしまいます。
あまり気にせず、ナチュラルに生きるのが一番かもしれません。

今回は緊急病棟で高年齢のおばあさんと同室。
「おばあさん」は高年齢に決まっているのだけれど、この人は99歳。
これからは高年齢の老人と低年齢の老人とを分けて考えないといけない時代かもしれません。
この「高年齢のおばあさん」はかなりボケているのだけれど「文句言い」なのです。
看護婦さんに悪態をついたり、いつまでも大きな声でわめいたりしています。
同じボケるのでも「かわいく」ボケないといけないのですね。
仏さんのようなお年寄りにならなければいけないと、他山の石で勉強になりました。

今回緊急入院したわけですが、会社のことや仕事のことはほとんど気にせずにすみました。
「手形を落とさなければ」なんて思っていたら、ゆっくりと入院もできやしません。
今までもあまり仕事をしていないような気もするのですが、体のことを考えると、これからはもっと仕事量を減らさなければなりません。
私の場合「のんびりと」なんていうのは性に合わないし、それは廃人への道。
だから仕事や勉強は続けるのですが、いかに「人生の本筋」のみに集中していくか。
楽しみながらムリせず、また楽もせず。
ポツポツとやっていきます。