運に感謝

勤勉が根底にあると、かなりいい人生になりそう

です。

勤勉に智恵が付け加わると、さらに良い人生にな

りそうだし、それに運が加担すると途轍(とてつ)も

なく良い人生になるのは間違いがありません。

最初から勤勉ではなく、ポッとどこかの時点で「勤

勉」のスイッチが入り、そこから人生が好転してい

くというのも、よく見聞きすることです。

私は中学3年生になる春休みに矢内正一先生と、

1対1で約2時間お話しする機会があり、その時点

で「勤勉スイッチ」が入りました。

たった2時間で怠けものだった少年をガラリと変

えてしまうのですから「教育の力、畏(おそ)るべし」

と思わざるを得ません。

私がガラリと変わった、もう1つの転換点が38歳

の時でした。

1989年をピークとしたバブルの崩壊で、会社は青

息吐息で、大きな石をお腹の中にのみ込んだよう

な気分の毎日を過ごしていました。

そんな頃、全く別の2人の人から「鍵山秀三郎」と

いう名前を聞きました。

何だかよく分からないのですが、掃除ばかりやっ

ている人のようで、しかしながら2人とも心から

尊敬しているようなのです。

これも何かの縁だと思い、さっそく「鍵山秀三郎

さんに「ファンレター」を書いたのです。

きっとお返事をいただけるという確信のようなも

のがあったのですが、はたして鍵山秀三郎さんか

ら1枚の葉書が送られてきました。

その時から私の開運の扉がギギギッと開きだした

のです。

もう一つ付け加えるとするなら、2013年の5月の

出雲大社式年遷宮、そして同じ年の10月の伊勢

神宮の式年遷宮が、やはり私にとっての大きな分

岐点でありました。

これらを機に神道に目覚めたのです。

もう迷いなく、生涯、神道に突き進もうと思って

います。

矢内正一先生や、鍵山秀三郎先生や、天照大神

のご縁は、自分が努力したから得られたものでは

ありません。

運に感謝あるのみです。