2007-06-23から1日間の記事一覧

渡部昇一先生は、いま毎月のように本を出されています。 95歳ぐらいまでは、それこそバリバリ仕事をなさると確信していますが、自分の生命と競争のように出される著書は、将来日本の知的山脈として、不動の存在になることは間違いないと思うのです。

「願えば叶(かな)う」で渡部昇一先生の書斎には、今15万冊の蔵書。 その渡部昇一先生の本を若いときに読んだ私は、1.5万冊の蔵書。 だいぶスケールは違うのですが、渡部昇一先生の本を読んでいなければ、今頃は絶対これだけの蔵書は持っていなかったと思いま…

渡部昇一先生の影響が諸(もろ)に出ているのが、実は私の書斎なのです。 定年後にも引き続き立派な仕事が出来ている人と、出来ていない人を観察すると、個人の蔵書が自宅にあるかどうかなのだそうです。 渡部昇一先生が高校生の時の、恩師の自宅に蔵書がいっ…

私が30歳ぐらいのときに出会った『ドイツ参謀本部』は、物凄く面白い本でした(なぜか同じ内容の本がいろんな出版社から出ています)。 哲学(クラウゼヴィッツの戦争論)の方が技術よりも大切だということも知ったし、プロシアの勃興の秘密や過程もよく分か…

例えば『できる人になる生き方の習慣』(致知出版社・1,000円)などは座右の書に相応(ふさわ)しい本です。 ほかには歴史の著書。 渡部昇一先生の専門は英語。 その英語の先生が書いた日本史の本は、どんな歴史の権威が書いた本よりも深く、本質をしっかりと…

渡部昇一先生の著書の中で、日本軍の失敗などについて書かれたものは、読んでいて自分が叱られている様な気分になります。 それよりも人生や読書や仕事について書かれた本は、圧倒的な迫力を持って迫ってきます。

若い時にこういった教えに接すると、豊かさに向かって迷いなく突き進めていけるわけです。 人生には恩人ならぬ「恩書」というのもあるのです。 若い頃にいい本たちと出会うことは、その人が持つ運の良さの一つでもあると断言できます。

渡部昇一先生は豊かな資産・財産というものを、明確に肯定なさっています。 同時に他者の豊かさに対しての嫉妬を許してはいけないとも説かれます。 マルクス主義の根底にあるものは嫉妬だと看破なさっておられるのです。

渡部昇一先生のご本から学んだこと

渡部昇一先生の著書は、英語の専門書を除いて、全部買ってきました。 私の学生時代に「知的生活シリーズ」が出たのですが、それらの本を読んで、私自身その後の人生が変わりました。 一言で言えば、物心ともども豊かになる方向へと進みました。