2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

在庫が残ることを嫌い、大量生産はせず、少量生産。 それが品薄感を生み、ますます人気が出たりします。 「近くにお店を出さないで。ほかの人に同じ服を着てもらいたくないから」とか「安売りはしないで下さい。せっかく買った服が安物に見えるから」という…

子供服の分野に進出した時も「少子化だからダメなのではなく、少子化だから一人一人の服にお金をかける」と考えたそうです。 価格破壊が言われ出した時も「よし、わが社も価格破壊しよう。ただし上の方向へ」と高い値段で売れる商品作りを目指したのは痛快で…

『チャンスは6時の報告にある』

『チャンスは6時の報告にある』(成宮雄三・かんき出版・1,400円)の紹介です。 著者は、子供服のメーカー「ナルミヤ・インターナショナル」の社長。 題名の『チャンスは6時の方向にある』は、「人と反対のことをやる」を意味しています。

日本人は本来、和の精神や、日本神道の自然を大切にする心、あるいは武士道を精神的根底に持ち、拝金主義とは対極にある生き方をしてきました。 藤原正彦さんの『国家の品格』を読み、その感をより一層強く持ちました。 このへんで、もう一度、素晴らしい日…

この世で一番価値のあるのは、見返りを求めない奉仕(愛)です。 自分の仕事でも、見返りを求めない奉仕は出来ると思うのです。 ただし報酬という見返りは後で来るのですが、それはお布施のようなもの。 最初からそれを念頭におかず、私たちは最高の仕事をす…

付加価値を生み出さない仕事は、真の仕事ではありません。 真の仕事は、究極的には「世のため人のため」になるのもだと思います。 そしてまた「仕事を通して、最高の自分を発揮する」、「仕事に没頭することにより、自分を空にする」、「プロとして、自分の…

パソコンに1日中向かい、株の取引をする「デイ・トレーダー」と言われる人たちがいます。 仮にこれで儲けたとしても、社会的に意味があるのでしょうか。 自分一人が儲けるだけで、世の中への貢献や付加価値は、ほとんどないように思います。 仕事の意義は「…

犯罪率の高さ、離婚率の高さ、そして何かと言えばすぐに訴える訴訟社会が、理想の国家の姿とは、とても思えません。 後世の人々の資源まで先食いして、繁栄していると錯覚するのは間違っています。 マネーゲームが原油や素材の相場を弄(もてあそ)び、人々…

世界に目をやると、プロテスタントの国の方が、カトリックやイスラムの国よりも、経済は発展しています。 しかしここに来て、プロテスタンティズム、特にアメリカの資本主義に「本当に人類の幸福や精神的レベルの向上に寄与しているのか?」という疑問が投げ…

「世のため人のために仕事をする」というのは、最終的な目的ではあっても、最初からそのように大上段に構えるのは、とても難しいことだと思います。 初期資本主義は、プロテスタントが持つ、節制、正直、勤勉などの徳目によって支えられていたことは、マック…

たまたま今期のロータリークラブで「職業奉仕委員長」をやっているのですが、職業や仕事というものに関し、非常に深く気づくものが、この半年間の間にありました。 それは「仕事とは、自分の欲を満たすためにやるものではなく、むしろ自分をなくすためにやる…

職業を通じて考える

ロータリークラブには「職業奉仕」という考え方があります。 自分の職業を通じて、社会に貢献しようというものです。 そのためには職業倫理観や技術を高めなければいけません。 この考え方の対極にあるものが「姉歯事件」や「ライブドア事件」ではないかと思…

2006年度私の10大ニュースを少し変更

2006年度私の10大ニュースを、少し変更します。 1.マドリッド【スペイン】へ(ゴールデンウィーク) 2.ウィーン【オーストリア】・プラハ【チェコ】へ(夏休み) 3.ホーチミン【ベトナム】へ(12月・社員旅行) 4.シアトル【アメリカ】へ(年末) 5.ドイツ語…

一つだけ自分を誉めたいのは、深刻な問題から逃げなかったこと。 でも、もう2度とあのような経験は御免です。 相当長文になりますが、阪神大震災を振り返って書いた文章があります。 http://www.deguchi.co.jp/book.htm

阪神大震災

わが人生の3大危機は、①バブル崩壊 ②阪神大震災 ③長期入院 です。 阪神大震災は地震自体も怖かったけれど、その後に神経をすり減らす出来事がいっぱい出てきました。 深刻な問題が次から次へと現れてきて、本当によく我慢したと思います。 深刻な問題を、一…

もうバブルが来ても大丈夫(投資バブルやファンドバブルは現実に来ているようですが)。 人は与えられた器の範囲で生きていけば、勝手に幸せになるように出来ている。 己の欲のために働くのではなく、己をなくするために働く。 神様が喜ばれるような仕事をす…

最終的に会社も個人も借入がゼロになったのは、平成6年の12月。 そして平成7年の1月に阪神大震災が起こります。 地震は本当に恐かったのですが、「無借金になったことだから、3ヶ月ぐらい仕事が出来なくても、会社は潰れはしないだろう」という妙な安心感が…

相場には、「買うとき」「売るとき」「休む時」の3つの場面があります。 社員数が多かったり、借入が多かったりすると、「休む時」に休めないのです。 ○○億円あった借入金は、掃除を続けていると、いつの間にかゼロになりました。 どうしてなのか、本当に説…

家族を犠牲にしてまで、会社にばかり時間を費やし、挙句の果てに会社を倒産させたりしいては、一体何をしてきたのだという深い慙愧(ざんき)の思いがありました。 生き方の原理原則を持っていないから、ちょっとバブルが来たら、簡単に乗ってしまうのです。…

バブルの頃は、バブルに乗らなければ、何だか自分が無能のように思えたものです。 究極のところ、バブルの反省は、社員の数を増やしすぎたことです。 商品がなければ社員を養っていけない。 社員を養うために、不動産物件を買わざるを得なかったという点は確…

平成3年8月のことでした。 この日から、運命の歯車が音を立てて動き出したのです。 もちろん掃除を一生懸命にやり始めました。 以降掃除は15年間続いています。

ある時、ある人から「鍵山秀三郎」という名前を聞きました。 1週間ほどたって、全く別の人からも「鍵山秀三郎」という名前を聞いたのです。 これはご縁のある方に違いないと、その人から鍵山先生の住所を教えてもらい、ファンレターをハガキ3枚に書いてお送…

あるお節介な女の人がいて、私のことを占ってくれました。 それによると38歳から運命が開けるというのです。 楽しみにして38歳を待っていました。 でも38歳になっても、ちっとも運命が開けないのです。 「な〜んや、やっぱり全然アカンやんか」と、がっかり…

わが人生最悪の時期

わが人生の3大危機は、①バブル崩壊 ②阪神大震災 ③長期入院 です。 その中でも一番きつかったのは、バブルの崩壊。 膨大な借金は残る、日常の商売は成り立たない、社員は大量に辞める、という中で、よくまあ頑張りきれたものです。 36歳、37歳、38歳は、わが…

営業エリアを、店近に特化したいと思います。 意識を変えるだけで、ずい分変わってくると思います。 選択と集中。 エリアの選択は終わったわけですから、あとは選んだエリアに集中するのみ。 わが社の経営資源を、店近に特化して行きます。

コストダウンは、ひじょうに有効な利益確保の手段です。 売上は大したことがなくても、コストダウンによって利益が出る体質にする大切さが、最近よく分ってきました。 過去から疑いもなく続けてきている広告や事務作業を、もう一度見直そうと思います。 大し…

コインパーキング用地を探すために、久しく中断していたパトロールを再開しようと思います。 店近を中心に、歩き回ってみようと思います。 以前はもっと広い営業エリアを想定していたので、回る前から大変だという気がして、結局回らずじまいということが多…

「ここはコインパーキングがいける」という勘も、ずい分磨かれたような気がします。 コインパーキングがいける場所は、プンプンと匂いがします。 当社の場合は、土地は基本的には買取り。 エリアも、ワンちゃんを連れて散歩が出来る範囲(冗談のようですが、…

3つの課題

今年の課題は、①コインパーキング ②コストダウン ③店近(みせちか)の3つです。 今の私の頭の中はほとんどコインパーキングのことばかり。 博多での「コインパーキング研究会」のおかげで、応用範囲が広がり、いろいろなこなし方(仲介で言えば「客付け」)…

その人が偉大かどうかは、自分をなくしているか否か。 政治家でも自分を空にして、国家百年の計を断行する人は、その時は毀誉褒貶があっても、後世必ず大きな評価が与えられます。 逆に自己顕示欲が服を着ているような人もいます。 神様の目と、長い年月をか…