2006-01-30から1日間の記事一覧

日本人は本来、和の精神や、日本神道の自然を大切にする心、あるいは武士道を精神的根底に持ち、拝金主義とは対極にある生き方をしてきました。 藤原正彦さんの『国家の品格』を読み、その感をより一層強く持ちました。 このへんで、もう一度、素晴らしい日…

この世で一番価値のあるのは、見返りを求めない奉仕(愛)です。 自分の仕事でも、見返りを求めない奉仕は出来ると思うのです。 ただし報酬という見返りは後で来るのですが、それはお布施のようなもの。 最初からそれを念頭におかず、私たちは最高の仕事をす…

付加価値を生み出さない仕事は、真の仕事ではありません。 真の仕事は、究極的には「世のため人のため」になるのもだと思います。 そしてまた「仕事を通して、最高の自分を発揮する」、「仕事に没頭することにより、自分を空にする」、「プロとして、自分の…

パソコンに1日中向かい、株の取引をする「デイ・トレーダー」と言われる人たちがいます。 仮にこれで儲けたとしても、社会的に意味があるのでしょうか。 自分一人が儲けるだけで、世の中への貢献や付加価値は、ほとんどないように思います。 仕事の意義は「…

犯罪率の高さ、離婚率の高さ、そして何かと言えばすぐに訴える訴訟社会が、理想の国家の姿とは、とても思えません。 後世の人々の資源まで先食いして、繁栄していると錯覚するのは間違っています。 マネーゲームが原油や素材の相場を弄(もてあそ)び、人々…

世界に目をやると、プロテスタントの国の方が、カトリックやイスラムの国よりも、経済は発展しています。 しかしここに来て、プロテスタンティズム、特にアメリカの資本主義に「本当に人類の幸福や精神的レベルの向上に寄与しているのか?」という疑問が投げ…

「世のため人のために仕事をする」というのは、最終的な目的ではあっても、最初からそのように大上段に構えるのは、とても難しいことだと思います。 初期資本主義は、プロテスタントが持つ、節制、正直、勤勉などの徳目によって支えられていたことは、マック…

たまたま今期のロータリークラブで「職業奉仕委員長」をやっているのですが、職業や仕事というものに関し、非常に深く気づくものが、この半年間の間にありました。 それは「仕事とは、自分の欲を満たすためにやるものではなく、むしろ自分をなくすためにやる…

職業を通じて考える

ロータリークラブには「職業奉仕」という考え方があります。 自分の職業を通じて、社会に貢献しようというものです。 そのためには職業倫理観や技術を高めなければいけません。 この考え方の対極にあるものが「姉歯事件」や「ライブドア事件」ではないかと思…