2005-10-30から1日間の記事一覧

自らも”やすらぎ”に包まれ、しかもまわりも”やすらぎ”と調和で満たしていく。 それが本当の仕事なのかもしれません。 わが師鍵山秀三郎先生のお姿は、まさにそのもの。 鍵山先生がそこにおられるというだけで、やわらかで、あたたかいオーラを感じます。 ま…

心は”やすらぎ”に満たされ、しかも仕事をグイグイやっていくというのが、職業人たる自分の理想です。 仕事の真骨頂は、自分をなくすること。 「仏道を習うことは、自己を習うことなり。自己を習うこととは、自己を忘れることなり」とは、道元禅師の言葉です…

自分が今、天国に向かっているのか、地獄の方に向いているのかを知るのは簡単です。 心が”やすらぎ”で満たされているかどうかを見れば、すぐに分ります。 やすらぎと調和の世界が天国、不調和や闘争と破壊の世界が地獄。

諸行無常のヨコ軸と 、諸法無我のタテ軸が交わったところ、それが涅槃寂静です。 悟りによって焦点が合ったところでもあります。 涅槃寂静の世界は、静かで、やすらぎに包まれた世界。

そんな頼りない、空虚な世界で生きている人間ですが、み仏はそのままでは人間を放っておかれはしない。 やはり救いを与えて下さっているのです。 それが涅槃寂静の世界。

諸行無常というのは「この世は移ろい行くもの」。 いわば、時間論です。 諸法無我というのは「この世は仮の姿、実体はない」。 いわば、空間論。

仏教に「三法印(さんぽういん)」という教えがあります。 これは仏教の根幹となる教えで、「これがなければ仏教じゃない」教えです。 諸行無常(しぎょうむじょう)・諸法無我(しょほうむが)・涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)。 よく聞く言葉でしょう?