与えられた条件の中で、精一杯の努力をする。 考えてみたら、これしか”やりよう”がないわけでもあります。 真理はいつも実にシンプルなところにあるのですね。

また本当の幸せは、自由で勝手気ままなところにあるのではなくて、義務の甘受の中にある。 確かに、与えられないことに不満を持つよりも、与えられたことに感謝し、その中に幸せを見出すほうが、ずっと近道だという気はします。

鍵山先生は、条件の悪い田んぼを耕している時、一生懸命働いているのに、作物的に本当に恵まれなかった。 虚しい思いでいっぱいだったそうですが、そのおかげで、誰にも負けない忍耐力が養われ、会社の苦境をいくつも乗り越えることができたそうです。

きのうの鍵山秀三郎先生のお話を聞いて、スコンと心の底が抜けた気がしました。 努力は、自分が目指しているところで報われなくても、必ず形を変えてでも報われる、ということ。 だから、メゲる必要はないわけです。 その時はそれが分らないから、どうしても…