2005-04-16から1日間の記事一覧

話が少しずれました。 広田弘毅さんの句で次のようなものがあります。 「風車 風が吹くまで 昼寝かな」 あくせくせずに、余計なことを考えずに、その時その時になすべきことを淡々とやっていけばいいだけのかもしれません。

たとえその時、いろいろと抗弁して命を永らえていたとしても、やはりもうとっくの昔に亡くなられてはいます。 10年長く生きていたからよかったのか、あるいは15年かもしれないけれど、いずれにしても今は生きてはいないわけです。 「散る桜、残る桜も散る桜…

広田弘毅という戦前の総理がおり、この方は文官としてただ一人A級戦犯で絞首刑になった人ですが、この人の信条が「我が事において計らわず」というものです。 自分のことは計算に入れず、物事を成し遂げていく。 自分のことをあれこれ弁明しなかったからこそ…

「冷」に耐え、「苦」に耐え、「煩」に耐え、「閑」に耐え、以って大事をなすべし

という言葉です。 冷遇に耐え、苦労に耐え、煩雑さに耐え、閑職に耐えて、大事をなしていこうというものです。最後の「大事をなす」というところが一番大切で、それがなければ、単なるストイックな修行者です。

わが尊敬する男たち

中国の清の時代の宰相で、太平天国の乱を鎮圧した曾国藩という人がいます。 「四耐」という言葉を聞いたことがあるのですが、これはこの人の言葉だったのですね。 「四耐」とは、