2005-03-27から1日間の記事一覧

「貴人」という言葉の中には、その人と出会うことにより、運命が開ける人という意味があるそうですが、私にとっての貴人は、まさに矢内正一先生と鍵山秀三郎先生のお二人であります。 このお二人と出うことができただけでも、この世に生を受けた甲斐があった…

河合信水⇒矢内正一⇒尾崎八郎と、師弟関係が続くのですが、いずれも非常に厳しい面を持った方々でした。 尾崎八郎先生は、体罰も辞さない教育者ですし、矢内先生は勉強しない生徒は、容赦なく留年させました。 中学1年生でも毎年10人ぐらいは落第させたわけで…

矢内正一先生は、きっと今、菩薩界におられると思います。 矢内先生は、私の命の恩人ならぬ、魂の恩人です。 矢内先生は単に敬虔なクリスチャンというだけでなく、その根底に武士道の精神が流れています。 矢内先生に洗礼をした方が、河合信水(かわい・しん…

偲ぶ会に行って、ほんとうによかったと思います。 スピーチをなされた方も、矢内先生のご子息を始め、みんな実にいいスピーチでした。 たいていは、一人ぐらい長い、つまらない話をしそうなものですが、それぞれにとても感銘の深いお話で、すごく好感が持て…

私は中学3年生の春休みに、矢内先生のご自宅にお伺いしたことがあります。 (というより、連れて行かれたのですが) その時に、約2時間懇々といろんなお話をお伺いしました。 その2時間が、無気力で怠け者の、どうしようもない中学生を、みごとに勤勉にして…

今、関西学院の学長をやっておられる平松一夫さんは、開校以来の秀才といわれた方ですが、「自分は矢内先生のような立派な教育者にはなれそうにない、ならば学者の道を歩もう」と大学の先生になったそうです。 聖路加病院の理事長の日野原重明さんも、若い頃…

きのうの会には、矢内先生の教え子が集まり、500人入れる礼拝堂が、ぎっしりいっぱいになりした。 ここは強調したいのですが、矢内先生が亡くなって、もう20年(!)もたつのです。 なのにこんなに大勢の教え子が集ってくるのですから、どんなにすばらしい先…

きのう「矢内正一先生を偲ぶ記念会」がありました。

矢内正一(やない・まさいち)先生は、戦後の関西学院中学部(中学校)の初代部長(校長)で、18年間の部長生活の間に、質的に間違いなく日本一の中学校にされた方です。 私の敬愛してやまない尾崎八郎先生も矢内先生の教え子、というより秘蔵っ子です。 今…