あとはオマケ

ビートが大手術のあとの危険な状態を、何とか乗り越えたようです。

 

こんなうれしいことはありません。

 

ふつうに寝そべったり、ふつうに散歩したり、ふつうに食べたり排泄してくれたりすることが、こんなに幸せなこととは知りませんでした。

 

あとはすべてオマケ。

 

私個人の望みや、会社の目標もあるのですが、この幸せに比べたら、どちらでもいいような気がしてきました。

 

あまり望みや目標に執着せずに、むしろその過程を存分に楽しんでいこうと思います。

 

また、この幸せを「上機嫌力」でもって、まわりにもお裾分けしていこうと思っています。

 

2人の動物医から別々に「あとはビートの生命力に任せるしかない」との言葉を聞きました。

 

こと「生命力」であるならば、ちょっぴり自信があるのです。

 

なぜならビートには天照大神のご加護があるから。

 

説明はできないけれど、私には分かるのです。

 

私たちが東京から帰るのが1日遅かったら、ビートは死んでいたかもしれません。

 

不安と恐れと悲しみの3日間ほどを過ごしたのですが、これにより「覚悟の境地」がより深まったように思います。

お気に入り

お気に入りのモノに囲まれた生活は、実に快適です。

 

数はむしろ多くなくていいかもしれません。

 

同じように、少数のお気に入りの友人たちとの交友も楽しいのです。

 

時間管理の本を読んでいると「いかに社内や仲間たちからのお誘いを断るか?」のノウハウが書いてあることがあります。

 

人づきあいが時間とお金を奪い、ストレスになっているケースすらあります。

 

私は営業の第一線から外れているので、社交や交友の範囲がどんどん狭くなっています。

 

井の中の蛙でいいのか?」の強迫観念が、長い間プレッシャーになっていたのですが、良質な少数の友人たちがいればそれで十分と分かってきました。

 

案外「ちょっと孤独」程度の状態の方が、魂の成長にはいいようです。

 

「仕事ができて性格もいい」大学の後輩を見つけたりすると、ご馳走で釣って情報と刺激を得るようにしています。

 

収益物件もお気に入りばかりを保有しています。

 

不動産であってもキャピタルゲインは一切狙わず、インカムゲインのみを念頭に置いています。

 

基本的にはずっと手元に置いていくつもりなので、お気に入りでない物件は、例え転売で利益が出ることがわかっていても購入しません。。

 

愛(いと)しのビート

ビートが小康を取り戻し、動物病院から我が家に戻ってきました。

 

ビートが家で寝そべっているだけで、こんなに幸せだったのですね。

 

3日前の夕方から突然具合が悪くなり、夜間の動物専門病院へ家内が連れていきました。

 

ガンの症状で、脾臓から出血しているとのこと。

 

緊急手術で、内臓の他の悪い個所も取り除いてもらいました。

 

いったん家へ帰ったのですが、ずっと息が荒く、こちらまで苦しくなってしまいます。

 

症状には波があり、ビートが自分の足で立ってくれた時は本当にうれしかったのです。

 

その後、また具合が悪くなって、主治医の動物医院で預かってもらったりもしました。

 

ビートはもうすぐ14歳なので、もともと万一の時の覚悟はしていたのですが、まさかこんなに急激に予期せぬ状態になるとは夢にも思っていませんでした。

 

平凡な毎日に幸せがギュッと詰まっていることを、ともすれば忘れてしまいます。

 

生死のことは神さまの分野なので、私の力ではどうしようもありません。

 

我が家にも神棚があり、普段は願い事はしないのですが、今回だけは「どうかビートを守ってやってください」と真剣にお祈りしました。

 

ビートと暮らせる時間は限られているかもしれませんが、そのぶん存分に幸せをかみしめていこうと思います。

クルマ旅

昨年の年末に納車したクルマの走行距離が、もう1万キロを超えました。

 

東京へ行くのも、九州へ行くのもクルマです。

 

学生時代はおろか、社会人になってからも、こんなにクルマを使うことはなかったのに、ここ10年ほどで私のライフスタイルがスッカリ変わりました。

 

クルマによって人生が激変したと言っても過言ではありません。

 

「旅先では美味しいものを食べなければならない」という思い込みを捨てたら、より一層旅が自由自在になりました。

 

また宿泊せずに、できるだけ日帰りにするようにしてから、さらに自由度が高まりました。

 

遠方の目的地でも躊躇なく向かうことができるのは、ナビの発達が大きく寄与しています。

 

運転中、経営や経済や歴史のCDを聞くことが多いのですが、これがスゴク有意義な時間になります。

 

私は本をたくさん読みますが、CDならではの勉強もあることが分かりました。

 

語学のCDも積んでいるのですが、これは脳のエネルギー消耗が大きすぎ、よほど調子のいい時しか聞けません。

 

勉強に疲れたら、音楽を聞きます。

 

私の場合、クラシックなどはダメで、ジャズか、昭和の歌謡曲がピッタリなのです。

 

目下、マイブームは江利チエミ

 

聞くと心がほぐれていきます。

 

よりシンプルライフへ

段々と自分の生活ペースというのが分かってきました。

 

私の場合、会社経営と言っても自営業に毛が生えた程度なので、会社の長としての束縛はほとんどありません。

 

大企業の社長なら、自分の意志とは別に“どんどん”スケジュールが放り込まれてくるので、あまり自由はないかもしれません。

 

サラリーマンや公務員だと、やっぱり組織のルールに従って行動しなければならず、自分勝手な動きは許されません。

 

その点、私程度のポジションが、世の中で一番自由自在なのかもしれません。

 

今でも結構自由自在なのですが、もっと自由自在にしたいと思っています。

 

毎日「やるべきこと」が2つあり、一つは「ブログを書くこと」、もう一つは「海外のネット新聞を読むこと」です。

 

経験則で、これらの2つを午前中にやってしまわないと、夜の読書タイムがガタガタになることが分かりました。

 

私の場合、読書が人生の核であり「本を読むために生まれてきた」と言ってもいいのではないかと思っています。

 

睡眠時間を削って本を読むなんてことは一切せず、むしろ睡眠時間10時間を目指しているぐらいです。

 

ただし、生活から余計なことをバンバン削除し、より一層のシンプルライフにしたいものです。

クルマ旅

2013年の11月から毎月伊勢神宮に参拝しています。

 

最初の頃は「1泊2日で行かなければならない」という思い込みがありました。

 

が、ここに来て、日帰りでも十分「充実した参拝」ができることが分かり、実践しています。

 

これを応用し、ほかの神社訪問のときでも、できるだけ日帰りで計画を立てています。

 

宿泊しようとすると、荷造りや荷解きで結構時間がかかり「その時間があるなら現地へ行ってしまえるのでは?」という疑問から「極力『日帰り』方針」が決まりました。

 

ただし距離的に「ナビで3時間以上」のところは、1泊しないと体がもちません。

 

ナビで3時間だと、私の実際の運転では4時間~4時間半かかるからです。

 

眠くなると後部座席で横になって寝ます。

 

助手席のシートはいつも一番前にしているので、その後ろは広いスペースができます。

 

かなり汗をかいたときなどは、ウェットティッシュで体を拭き、上から下までスッカリ着替えてしまうこともあります。

 

ちょっとしたキャンピングカーです。

 

先日、東京の電気量販店でミラーレスのカメラを買いました。

 

今までタブレットで景色を取ったりしていたのですが、シャッターチャンスを逃がしたり、思ったようなズームに出来ないことがあったりしたからです。

諸行無常

わが家にはラブラドール・レトリバーの男の子がいます。

 

名前はビート、もうすぐ14歳です。

 

1歳半の時に、介助犬施設から我が家にやってきて、もう12年以上、ともに生活しています。

 

昼間はリビングで、夜は私の書斎で寝ています。

 

先日、私たちが東京から帰った日の夕方、突然、家で倒れました。

 

こちらも動転したのですが、ありがたいことに、夜9時から朝6時まで年中無休で診てくれる、ペット専門の救急病院があります。

 

そこへ連れていくと、全身にガンが広がっていることがわかりました。

 

そこで緊急手術となりました。

 

もう生きて我が家に戻れない可能性もあったのですが、なんとか自宅に帰ってきました。

 

が、歩くことはできず、抱きかかえて家に入れました。

 

次の日は朝から別の動物病院で1日点滴などの治療を受けました。

 

夕方迎えに行くと、ヨタヨタしながらも自分で歩けるところまで回復しており、ホッとしました。

 

今後どういう状態になっていくかは分かりませんが、いつ別れが来てもいいように覚悟だけはしておこうと思います。